2023年10月15日
京都11レース 秋華賞（GI）
①フェステスバント
調子→
「ダッシュが速くていいスピードがあります。逃げにはこだわらないし、前走の様に2番手からでも大丈夫。力を付けていますし、京都の内回り2000メートルも合いそう。」とのコメントも、今回16着と大敗を喫する形。好位からスムーズな形も、4コーナーで早々に脚色一杯。現状GIでは力不足という他ない結果。
②ハーパー
調子↑
「リバティアイランドが一番のライバルで勝つのはすごく難しいけど、2000メートルがハーパーにとってはぴったりの距離。いいポジションを取れるし、乗りやすい馬。スムーズな競馬が出来れば。」とのコメントも、今回3着好走。好位のインに構えるスムーズなレース展開も、結果的に上位2頭が強すぎたという他ないか。現状の力は発揮しているが…。
③マラキナイア
調子→
「8日に栗東Cコ―スで3頭併せ。しっかりとやり、とてもいい動きでした。今なら初の2000メートルも問題ない。相手はさらに強くなりますが、立ち回りひとつでそれほど引けを取らない。」とのコメントも、今回6着敗走。中団から脚は使っているが、3着争いの一線が精一杯。とはいえ3着馬とは小差で、再度重賞で注目したい1頭。
④コナコースト
調子→
「オークスはスタートでつまずいて後手に回ったが、しまいは脚を使っていた。休養を経て成長を感じるし、動きも上々。条件はいいので、この馬の競馬が出来れば。」とのコメントも、今回8着に敗れる形。果敢にハナを切り自分の競馬には持ち込んだが、流石に直線の末脚比べでは見劣る形。まだ巻き返しの余地は有り。
⑤ドゥーラ
調子↑
「1週前にしっかり追ってぐんと上向いてきたし、今週は自然体の調整。前走はこのレースを見据えて、思った以上に強い競馬。2歳時の内容からある程度の道悪にも対応してくれると思います。」とのコメントも、今回4着入線。中団に構えて良い脚は使ったが、3着争いの一線が精一杯。プラス20キロも成長分で力は発揮している。
⑥リバティアイランド
調子↑
「今回は次を考えずに、全力でというところですね。春は桜花賞の後にオークスがありましたが、秋はまずここできっちり結果を出したいという気持ちで仕上げました。休み明けですが、いい状態で走れると言い切れます。」とのコメントも、今回後続に1馬身差を付け、見事勝利を収める格好。4コーナーで早々に先頭に立つ勢いで上がっていき、直線半ばで早くもセーフティーリードを付ける形。ゴール前流す形で最後は詰め寄られたが、それだけに着順以上に強いと言える内容。堂々3冠牝馬を掴み取った。
⑦マスクトディーヴァ
調子↑
「今週の追い切りは単走で軽すぎず不かを掛け過ぎず、思い通りの調整ができた。レコード駆けの反動を心配したが、むしろ身が入って良くなっているのを感じる。」とのコメントも、今回2着好走。4コーナーでややスムーズさに欠けるところはあったが、直線エンジン点火してからは上がり最速で追い込んで来る形。エリ女に出てくる様なら注目と言える1頭。
⑧モリアーナ
調子↑
「中間は在厩してゆとりを持った調整過程。落ち着きも増し、明らかに状態は上向いている。前走のパフォーマンスはさることながら、内回りの2000メートルで結果を出せたのは大きい。鞍上も3度目。いいイメージで臨める。」とのコメントも、今回5着入線。位置取りの分先に抜け出した馬達を捉えられなかったが、現状のこの馬の力は発揮できたと言えるか。関東圏で再度注目したい1頭。
⑨ミシシッピテソーロ
調子↑
「先週、今週と併せ馬をやっても体が減っていない様に、夏を越して成長している。前走で2000メートルでも折り合って脚を使えたのは収穫。あくまでチャレンジャーの気持ちだが頑張って欲しい。」とのコメントも、今回13着大敗。好位からスムーズなレースは出来たが、直線の決め手勝負では分が悪いか、全く脚を使う事が出来なかった。現状GIでは力不足感が否めず、自己条件で改めて。
⑩グランベルナデット
調子↑
「1度使って前走より状態は明らかにいいし、外を回るロスも大きかった紫苑Sは参考外。京都コースは走って見ないと何とも言えないが、関西への輸送自体は問題ない。上手に立ち回って力を出せればもっと走れていい。」とのコメントも、今回15着と大敗を喫する形。出遅れて後方からの競馬となってしまい、全く力を発揮できないまま敗れてしまった印象。スタートを決めたい。
⑪キタウイング
調子→
「前走はスムーズさを欠きながら、古馬と僅差の競馬。完全な力負けではありません。春より成長しているし、1頭強いのはいるけど、他とは差はないはず。この馬の競馬は決まっているし、距離も大丈夫。末脚が生きれば。」とのコメントを寄せていたが、結果は12着。最後方に構え、直線少し脚を使っただけで終わってしまう形。追走に苦労する形となってしまい、現状展開が向かないと厳しそうな印象。
⑫ドゥアイズ
調子→
「オークスはイレ込みの影響もあったので、そのあたりを気を付けながらの調整。フォームは良くなっている。京都内回りの2000メートルは合いそうだし、スタートを決めて前々で立ち回りたい。」とのコメントも、今回10着大敗。陣営コメントとは裏腹に、道中は追走だけで脚を使ってしまった感が否めないか。もう一段階力を付けたいところ。
⑬ラヴェル
調子↑
「今回は在厩調整。カイ食いが良くて体も戻ったので、早く立ち上げることができた。このあたりは夏を越しての成長ですね。前走は道中で力んでしまったので、ハミを替えて臨みます。リズム良く運べれば巻き返していい。」とのコメントも、今回11着と大敗を喫する形。逃げ馬をマークする形でスムーズな形も、直線の末脚比べで見劣る形となってしまった。余程上手くいかないとGIではまだ通用し無さそうな印象。成長を見込みたい。
⑭コンクシェル
調子→
「いい状態を維持。2、3走前が強い競馬だったし、逃げにもこだわらない。京都コースも合いそう。マイペースなら、もう少し頑張れる筈。」とのコメントも、今回18着と最下位に敗れる形。後方に構えたまま、脚を使うことなく終戦となってしまった。使い詰めで流石にお釣りがなかったか。ひと息入れてどこまで立て直せるかが鍵。
⑮ヒップホップソウル
調子↑
「紫苑Sはしっかりといい位置を取って今までと違う競馬ができた。中間は調教を工夫しながら余裕を持って動けている。状態面は前走以上。京都の内回りは難しいコースだが、前回の様な立ち回りができれば楽しみ。」とのコメントも、今回9着に敗れる形。前走内容とは一転、後方からのレースとなってしまい前走の良さを引き出す事が出来なかった。スタートを決めて立て直しを図りたい。
⑯ピピオラ
調子→
「しっかりと乗り込んでいい状態だし、体も締まってきました。小倉で勝っているし、直線が平坦の京都は良さそう。どんな競馬をしてくれるか楽しみは持っている。」とのコメントも、今回14着と大敗を喫する形。スタートで後手に回ってしまい、終始ジリ脚しか使う事が出来なかった。今日の展開なら前目につけたかったところか、GIでは力不足感も。
⑰ソレイユヴィータ
調子→
「引き続きいい状態で臨めそうだが、2000メートルは長い印象。相手も揃うので実戦ではひと工夫が必要かも。掛かる馬ではないので、うまく立ち回ってもらえれば。」とのコメントも、今回17着大敗。3コーナーから徐々に位置取りを下げる形となってしまい、直線では全く脚を使う事が出来なかった。重賞では力不足感が否めず、自己条件で改めて。
⑱エミュー
調子→
「前走は3コーナーからの反応がもうひとつだったし、開幕週の馬場で外枠も厳しかった。多少の疲れは見られたが回復は早かった。坂路を使いだした事で動きにだなみっくさも加わり、そのあたりにも上積みを感じる。反応も違ってくると思う。」とのコメントも、今回7着に敗れる形。後方からひと脚は使っているものの、前走以上に大きく上向いたという様子は感じられなかった。このメンバーを相手にするにはもう一段階力を付けたいところ。