2024年3月30日
中山11レース ダービー卿チャレンジトロフィー（G3）
①ダディーズビビッド
調子→
「前走は馬場も合わなかったし、外を回らされる形。調教で動けているし、さらによくなっているのを感じる。落ち着きが出てきているので、今なら距離は延びた方がいいと思う。」とのコメントも、今回5着入線。スタートこそ五分だったが、道中から仕掛けて行き直線でも良い手応えを見せた。次に繋がりそうな一戦。
②パラレルヴィジョン
調子↑
「中間も順調だし、追い切りに騎乗した鞍上もいい感触をつかんでくれたようだ。あまり馬場が悪くなると心配だが、勝った前走と同舞台。好位で脚を溜められれば。」とのコメントも、今回ゴール前の接戦を3/4馬身差で制し、見事勝利を収める格好。スローペースを味方に好位から終始スムーズな展開。直線では逃げ馬との一騎打ちを見事制してみせた。ここにきてオープン特別を連勝、着実に力を付けてきている1頭。
③ラインベック
調子→
「中山のマイルでは昨年にオープンを勝っている。前回を叩いて上積みは見込めるし、自分のリズムで先行出来れば。」とのコメントも、今回10着大敗。好位からスムーズなレースは出来ていたが、直線の決め手勝負では分が悪かったか。良かった頃の状態からも程遠そうな雰囲気。
④タイムトゥヘヴン
調子↑
「前走はロスなく運べた。うまく内があいたこともあるが、最後はいい脚を使った。まだ衰えていない事は再確認できたし、一昨年に勝ったレース。うまく展開がかみ合えばチャンスもあるはず。」とのコメントも、今回6着敗走。最後方から上がり最速で追い込んできたが、前がそのまま残る展開だけに厳しい格好。行き脚が付かないと厳しいか。
⑤アスクコンナモンダ
調子↑
「中山のマイルは枠順や展開に左右されるところがあるので、そのあたりがどうかですが、動きはいい。ここ2走はオープンでもやれているので、うまくかみ合えば。」とのコメントも、今回3着好走。後方から良い脚は使っている一方、先に抜け出した上位2頭からは離される形に。この馬なりに力は発揮しているが、現状は展開のハマり待ちといった印象。
⑥インダストリア
調子→
「前走は外枠の難しさもあったが、状態面でまだ物足りなさもあった。馬体は良化途上だが、一時より動きにスムーズさは出てきた。一番実績を残して来たコ―スだし、今のタフな馬場も合うと思う。上位食い込みを期待。」とのコメントも、今回14着大敗。道中で仕掛けて行く見せ場は作ったが、道中で脚を使い過ぎたか直線は全く脚を使えなかった。立て直したい。
⑦ディオ
調子↑
「久々の輸送競馬もクリアして、引き続き結果を出してくれた。まだ余裕をもって走っていたし、重賞挑戦でも能力を出し切れば。」とのコメントも、今回11着大敗。好位の後ろに構えていたが、こういった決め手勝負では分が悪いか。徐々に位置取りを下げてしまい、挽回する事が出来なかった。立て直しは必須か。
⑧アルナシーム
調子↑
「前走は馬場を気にして進みは悪かったですが、頑張ってくれました。今週の動きもよかったですし、前回よりも体調面は上昇。ベストは1800メートルですが、1600メートルでもいいレースはしており、期待しています。」とのコメントも、今回9着敗走。最後方から良い脚で追い込んできているが、前が止まらない展開で厳しい形。ペースを思えばやはりもう少し距離は欲しい所か。
⑨セッション
調子↑
「前走は勝ちにいった分差されてしまったが、賞金を加算出来たのは良かったと思います。やるごとに上向いていますし、競馬が上手。ここも大崩れは無さそう。」とのコメントも、今回7着に敗れる形。スタート直後こそスムーズにハナは奪えたが、道中で2着馬に先手を奪われてしまい、そのまま脚を使う事が出来ずという形…。マイペースで行けないと厳しいタイプか。
⑩エエヤン
調子→
「日曜にしっかりやって今週は坂路でさらっと。調教パターンを変えてみた。馬の後ろで我慢させる事にうまく対応していた。実績のある舞台できっかけをつかみたい。」とのコメントも、今回2着好走。スタートこそひと息だったが、徐々に仕掛けて行く形で先頭に立つと、直線でも良い粘り腰を見せた。中山マイルがベストなのは確かも、ここにきて復調気配か。次走も要注目。
⑪ニシノスーベニア
調子→
「1週前にコ―スでやって当週に坂路でやるのは前回と同じパターン。状態は引き続きいい。前走は馬場もあったが、強い勝ち方だった。パワーがあって渋った馬場でも心配ないし、自分の競馬が出来れば重賞でも差はない。」とのコメントも、今回4着入線。脚を余すような形になってしまった一方、勝ち馬とはコンマ4秒差。展開、昇級緒戦を思えば及第点は与えられる内容か。着実に力を付けてきている。
⑫グランデマーレ
調子↑
「リングハミに替えて走りのバランスが良くなり、操縦性も含めていい頃に近づきつつある。今の状態でどこまで。」とのコメントも、今回15着大敗。スタート直後こそ良い形で好位に付けられたが、3コーナー手前で位置取りを大きく下げてしまい、そのまま挽回する事が出来なかった。明らかに精彩を欠いており、次走どこまで立て直せるか。
⑬クルゼイロドスル
調子→
「前走は中団で脚をためて、理想的な競馬をしてくれました。重賞のペースなら折り合いの不安も軽減するし、中山も実績のあるコース。帰厩後も順調なので期待したい。」とのコメントも、今回12着大敗。後方のまま全く力を発揮する事が出来なかった。マイナス10キロの馬体減からも中身が伴っていなかったか？立て直し必須。
⑭キミワクイーン
調子↑
「高松宮記念を除外でここへ。1600メートルは阪神JF以来だが、当時よりは力がついているのでチャレンジしてみる。まずは折り合いを重視。じっくり運んで、しまいにどれだけ脚を使えるか。」とのコメントも、今回16着と最下位に敗れる形。好スタートを決めるも、道中早々に失速してしまい挽回する事が出来なかった。マイルは明らかに長く、短距離で改めて。
⑮レイベリング
調子↑
「前走は折り合いもつき、いい勝ち方が出来た。その後も在厩で調整。動きも良く、体調は変わりない。相手なりに走るタイプだし、要は折り合いだけ。ある程度速い流れになればチャンスも。」とのコメントも、今回8着に敗れる形。やや出遅れる形となってしまったのが結果的に痛恨だったか、スローペースも相まって力を発揮出来なかった。次走どこまで。
⑯ドルチェモア
調子↑
「前走は久々に最後まで集中した走り。調教は3週続けて騎手に乗ってもらい、意思疎通は取れた。走る事に前向きになってきたので前進を。」とのコメントも、今回13着と大敗を喫する形。後方からなだれ込むだけというレース内容になってしまい、近走同様見せ場を作れなかった。依然復調の様子は見られない。