■京王杯スプリングカップ 競馬予想のポイント
・1番人気が勝てない!中波乱なレース
・差し馬が有利!
・8枠は不利な傾向!
・前走が高松宮記念、ダービー卿CT、読売マイラーズC経由の馬が中心
東京競馬場、芝1400mで施行される中央競馬の重賞競走。4歳以上の古馬戦となっており、2014年より読売マイラーズCとともに、同レースの優勝馬には安田記念への優先出走権が付与されることとなった。斤量は別定戦となっており、56kgが基本。牝馬はセックスアローワンスにより2kg減の54kgが課される。他に過去1年間にG1の勝馬となった馬には2kgプラス。牝馬G1、またはG2の勝馬には1kgがプラスが課されることになっている。
第1回の施行は1956年で歴史のあるレースで、グレードによる格付けはG2となっている。中波乱となるレースで有名で1999年のグラスワンダー以降、1番人気に支持された馬が優勝出来ていなかったが、2013年のダイワマッジョーレで連敗13の記録がストップすることとなった。
過去の成績からレース内容をひも解いてみると、前述の通り1番人気馬が勝てないレースとして有名で、かと言って2ケタ人気の馬が激走する訳でも無いので、結果は「中波乱」という程度になるが、2012年には11番人気のレオプライムが2着、13番人気のインプレスウィナーが3着して、3連単179万馬券を輩出するなど大波乱の結果も出るようになってきている。
脚質では差し馬の勝鞍が最も多く、特に連対率に関しては信頼のおける数字となっている。次いで先行馬、逃げ馬と続く。逃げ馬で好走した馬はすべて3番人気に支持されているという不思議なデータがあり、競馬予想の際にはメンバーの逃げ馬の人気にも注意を払って見よう。追い込み馬は勝鞍こそ無いが、3着馬が多くなっており、複勝率だけで見れば先行馬と互角となっている。
過去10年の枠順傾向では勝鞍が最も多いのは7枠で4勝を挙げている。次いで4枠6枠がそれぞれ2勝を挙げている。連対率では2枠と8枠の成績が悪く、8枠に関して言えば複勝率も低い傾向となっており、8枠に配属された馬は割引きが必要だろう。
その他、前走レースでは出走馬のほとんどで前走が高松宮記念、ダービー卿CT、読売マイラーズCとなっており、それぞれで2勝ずつ分け合っており互角と言える。その他、数は少ないが阪神牝馬ステークス経由、東京新聞杯経由で臨んだ馬も好走の実績があるので、競馬予想の際には覚えておこう。