■フラワーカップ 競馬予想のポイント
・1番人気馬が強い
・逃げ馬の一発を警戒
・外枠は不利な傾向か
・前走1600mが他を圧倒!
中山競馬場、芝1800mで施行される中央競馬の重賞競走。開催時期は3月中旬〜下旬ごろ。3歳牝馬の限定戦になっており、基本となる斤量は54kgである。収得賞金が2000万円以上となるとプラス1kgの斤量が課せられる。
第1回の開催は1987年で、桜花賞の前哨戦がフィリーズレビューと、チューリップ賞しか無かったことに伴い、関東圏の前哨戦として設けられたのが始まり。トライアルとしての位置づけはされていないため、優勝馬及び上位入賞馬に、桜花賞への優先出走権は付与されないが、桜花賞への出走の基準の一つである収得賞金加算のためにこのレースへと出走させてくるケースが多く、桜花賞で好走した馬の多くがこのレースを経由している。
過去の成績からレース内容をひも解いてみると、2ケタ人気の馬の好走は稀で、配当も比較的順当な結果に落ち着いている。もっとも勝鞍が多いのは1番人気に支持された馬で、順当な結果に落ち着いてきたかを物語っている。脚質では前に行くほど勝率が上がり、追い込み馬は苦しい。逃げ馬の一発は常に警戒する必要があるので、競馬予想の際には念頭に置いておこう。勝った時の回収率も高く、勝てずとも逃げ粘れるケースが往々にしてあるので、注意が必要だ。
枠順では大きな差は出ていないが、5枠と8枠は厳しい結果となっている。特に5枠は連対馬すら輩出しておらず3着までとなっている。逆に8枠は連対馬しか輩出しておらず、どちらも人気どころであるのを見ると、外枠は不利な傾向にあることが伺える。
前走距離では1600m戦を経由して臨んだ馬の成績が圧倒的で、前走2000mを今回短縮してきた馬や、1400mから延長して臨んだ馬の成績を大幅に上回っているのは気になるデータだろう。競馬予想の際には前走1600m組を中心に予想を組み立てたい。