種牡馬/アグネスタキオン
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2010年度産駒がラストクロップとなった名馬【アグネスタキオン】

現役時代の成績 【4戦4勝】

【主な勝ち鞍】皐月賞  弥生賞  ラジオNIKKEI賞
【代表産駒】ダイワスカーレット ディープスカイ リトルアマポーラ レーヴディソール

デビューから河内洋騎手が手綱を握り、無敗のまま皐月賞を制した。良血の評判馬が出揃ったデビュー戦では直線で後続を一気に突き放し快勝。続く2戦目のラジオたんぱ3歳Sでは、後のG1馬ジャングルポケット、クロフネと人気を分かち「史上最もハイレベルなラジオたんぱ3歳S」として評価されている。
無敗で挑んだ皐月賞ではジャングルポケットとの再戦を制し皐月賞馬となった。三冠制覇を期待されていたが、ダービーを目前に屈腱炎を発症。放牧し再起を目指すが、同年の8月に引退となった。2009年に惜しくも急死したために、2010年度産駒が最後の産駒となった。

産駒の多くが繁が長めで柔軟な馬が多く、それが芝向きの原動力となっている。産駒によって体高にばらつきがあるが、高ければ高いほど距離延長への対応力が上がるのが特徴で、馬体が絞れている時はあまり好ましくなく、腹回りが大きく見えるときの方が、むしろ好調と言えるため、パドックなどで馬体を見るときの参考として欲しい。
適性としては芝向きの血統で、ダートや道悪はあまりプラスに働かないが、コース別成績を見ると、東京、中山、阪神のダートコースでは回収率が100%を超えているため、馬券的には妙味がある。

相手となる牝馬の長所を上手く引き出すことができるのも、この種牡馬の特徴であり、その点では父であるサンデーサイレンスに最も近い馬だったといえる。その成果が代表産駒にも挙げたダイワスカーレットやディープスカイなどのG1馬だとするのなら納得である。 中央開催の芝コースでは良血が素直に走り、安定した成績を残しているため、出走馬の中にいれば競馬予想の際、素直に指名したい血統である。