種牡馬/カレンブラックヒル
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新たなダートの好走馬の系譜【カレンブラックヒル】

現役時代の成績 通算【22戦7勝】

【主な勝ち鞍】NHKマイルカップ 毎日王冠 ニュージーランドトロフィー 小倉大賞典
【代表産駒】セイウンヴィーナス オヌシナニモノ ハクアイブラック

3歳1月、京都芝1600mで後続に3馬身差を付ける逃げを打ってデビューで快勝。その後、ニュージーランドトロフィー、NHKマイルカップ、毎日王冠まで怒涛の5連勝を遂げた。4歳時はフェブラリーステークスに挑戦するなど迷走をしたり結果を残せなかった。5歳時の夏に小倉大賞典での優勝を最後に目立った勝ち鞍を残せず引退、種牡馬となった。

そんなカレンブラックヒル産駒の特徴だが、芝241戦、ダート236戦を使われておりダートも意外と使われている。芝でデビューさせてみたが今一つだったため、ダートを使ってみようという馬が多そうだ。そんな芝の距離別成績では、1200m〜1800mで2割近い複勝率を誇っている一方、2000m以上では好走率が下がるので割引が可能である。個別の距離では1200mでの複勝率21.1%が一番高い好走率となっているので短い距離を中心に選んでいきたい。他方、ダートでは1200m〜1700mで30%を超える高い好走率を誇っていて、芝からダートへの転向組は今後も増えてくる傾向が出てきそうだ。

競馬場別の数字、まずは芝だが、東京競馬場中山競馬場函館競馬場での複勝率が25%前後になっている一方、新潟競馬場京都競馬場での好走率が低いのは注目だ。そしてダートでは新潟競馬場での数字が低いが、そもそも分母が少ないのでそんなに気にする必要はない。高い好走率で言えば中京競馬場小倉競馬場で連対率が20%を超えているので特に中心視できる可能性がある。

馬場状態を見てみよう。芝では良馬場と他の馬場状態を比べても特に低下しているというデータは無く、道悪も問題なくこなせるということがわかる。ダートでも良馬場と他の馬場状態を比べても大きく複勝率が下がるということは無かった。いずれにしても芝よりダートの方が好走率が高いので、同馬の産駒は今後ダートを中心に使われていくのでないかと推察する。