種牡馬/ワールドエース
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これから芝で注目の血統【ワールドエース】

現役時代の成績 日本、豪州、香港通算【17戦4勝】

【主な勝ち鞍】きさらぎ賞 マイラーズカップ
【代表産駒】スペードエース ソルトキャピタル ワールドスケール

2歳12月、阪神芝1800mで圧倒的支持に応えてデビュー勝。その後、きさらぎ賞も獲って順調にクラシック路線を進んでいった。若葉ステークスを叩きに使って臨んだ皐月賞では、ゴールドシップの2着、そしていよいよ本番の日本ダービーでは1番人気に支持された。結果は4着。放牧後に秋競馬に復帰予定だったが、屈腱炎が見つかり長期休養となった。

5歳となって1年8か月ぶりのオープン戦で5着に入賞すると、続きマイラーズカップを優勝し、これが現役生涯では最後の勝利となった。香港やオーストラリアでの重賞に挑戦するなど多数の経験を経て、のちに種牡馬となった。

そんなワールドエース産駒の特徴だが、芝322戦、ダート170戦を使われるなど基本的には芝を中心に使われているのがわかる。芝の距離別成績では分母が少ないのもあるが、1200〜2000mまで万遍なく好走している。唯一、1400mと1800mといった非根幹系の距離で複勝率が2割を切るが、それ以外は3割に届きそうな複勝率となっている。ダートでは1600mより短い距離ではほぼ好走が見込めない状況。一番成績が良いのは1800mで、これは中央開催で施行される距離となっている。

競馬場別の成績、まずは芝では中京競馬場小倉競馬場福島競馬場京都競馬場での複勝率が2割を超えて高い数字となっている一方、新潟競馬場札幌競馬場では2割を下回っており、今一つ。ダートでは一番施行数の多い中山競馬場での複勝率は14.3%で可もなく不可もなくと言ったところ、いや少し悪いか。母の結党からダートを使うことが多いようだが、ダートとの相性はお世辞にも良いとは言えないだろう。