【開催場所】佐賀競馬場
【コース】ダート2000m
■佐賀記念 競馬予想のポイント
・高齢馬の連対に注意
・近年はJRA所属馬が優勢
・逃げ〜先行有利な前残り展開
・サンデーサイレンス系産駒が優勢
佐賀競馬場のダート2000mで施行されている地方競馬重賞競走。農林水産大臣賞が提供されているため、正式名称は農林水産大臣賞典 佐賀記念と表記される。
佐賀競馬場が佐賀市から現在の鳥栖市に移転した1973年に4歳限定別定の佐賀限定の重賞競走「開設記念」として創設。第1回は佐賀競馬場のダート1800mで施行されている。
1992年に開設20周年記念として、この年のみ西日本地区地方交流競走として施行されたのを機にダート2000mへと施行距離を変更。1995年には中央・地方全国指定交流競走に指定され、JRA及び他地区所属馬が出走可能となった。
1997年にダートグレード競走施行によりG3に格付け。これを機に現在の佐賀記念に名称を、負担重量をグレード別定に変更されている。なお、2008年より国際セリ名簿基準委員会の勧告により格付け表記をJpn3に改めている。
九州の地方競馬では本競走と
サマーチャンピオンの2競走したダートグレード競走が無く、佐賀競馬としては大レースなのだが、同時期に
川崎記念や
フェブラリーSが開催されるため一線級の馬はあまり出走してこない。
出走資格はサラ系4歳以上の競走馬に限定され、フルゲートは12頭。出走枠がJRA所属馬5頭、佐賀所属馬4頭、九州地区以外の地方所属馬3頭に定められている。
レース傾向は人気馬同士での決着が多く、枠順別成績では中枠がやや有利な傾向にある。
年齢別成績では4・5歳と若い馬が優勢だが、6歳以上の馬も馬券に絡むことがあるため注意が必要だ。脚質は逃げ〜先行馬が優勢なことから前残りとなりやすい。血統面ではサンデーサイレンス系が優勢となっている。また、JRA勢でも美浦所属の馬よりも栗東所属の馬の方が好成績を収めているため、JRA勢を見る場合には所属に注目。