G1 / 宝塚記念
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【開催場所】阪神競馬場
【コース】芝2200m

■宝塚記念 競馬予想のポイント
・人気サイドでの決着が多い
・差し馬の勝鞍が多く、先行馬は2着が多い
・道悪の馬場だと逃げ残りも警戒。追い込み馬は人気馬
天皇賞(春)経由で臨む馬が中心

阪神競馬場、芝2200mで施行される中央競馬の重賞競走。3歳以上の競争となっており、斤量は定量制を採用。3歳53kg、4歳以上58kgとなり、牝馬はセックスアローワンスによりそれぞれ2kg減が課されることになっている。

第1回の施行は1960年で歴史のある重賞競走で、グレードによる格付けはG1となっている。年末の有馬記念と同様にファン投票で出走馬を決め、上半期の実力ナンバー1決定戦としての位置づけとなっている。同レースと有馬記念の2レースをグランプリと呼ぶ。

過去の成績からレース内容をひも解いてみると、過去10年のレースの人気別では勝鞍は1・2番人気で勝率5割を超え、比較的順当な結果に収まっていることがわかる。2ケタ人気馬の勝鞍は1回しか無く、波乱となることは稀。連帯率・複勝率に関しても3番人気以内の馬の好走が多くなっており、基本的には順当に収まるつもりで競馬予想に臨むと良い。

脚質では差し馬が最も多い勝鞍を輩出しているが、先行馬の連帯率がかなり高いという結果が出ている。雨が降って馬場が悪くなると逃げ馬にも出番が出てくる。前半も後半も平均ペースで流れると極端な瞬発力をもった追い込み馬が馬群を交わしさるシーンがあるが、いずれも3番人気以内の支持を集めた人気馬に限ったことである。

枠順では極端な傾向が出ており、6枠が5勝と驚異的な勝率の一方で、連帯馬・3着馬ゼロという結果に。安定して勝馬を輩出している8枠、連帯馬をやけに多く輩出する4枠などが好枠と呼べる。一方で2・7枠は若干さびしい戦績となっている。

前走レースでは最も多くの出走馬を送り出す天皇賞(春)経由で臨む馬が、勝率・連帯率・複勝率で優秀。基本的には天皇賞(春)経由で臨む馬を、競馬予想の中心に据えると良いだろう。他には、以前まで金鯱賞経由で臨む馬が強かったが、これは鳴尾記念と開催時期を交換しており、交換した後の鳴尾記念経由で臨む馬が順調に好走馬を輩出している。安田記念経由で臨む馬は今一つの結果となっており、頭数を多く送り込む目黒記念経由の馬は、3着馬を1頭輩出したのみとなっており、割引が必要な傾向が出ているのは興味深い点だ。



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