■ヴィクトリアマイル 競馬予想のポイント
・1番人気馬は信頼できる
・4歳〜5歳馬から狙う
・
福島牝馬ステークス組は割引き
東京競馬場、芝1600mで行われる中央競馬の重賞競走。開催時期は5月中旬ごろ。
NHKマイルカップの翌週に行われ、かつ同じコースを使う。出走条件は4歳以上の牝馬に限定される。負担重量は定量制が採用されており斤量55kgとなっている。
第1回の開催は2006年と歴史が浅いG1レース。古馬の牝馬のG1レースと言うと
エリザベス女王杯しか無かったため、この重賞が設けられることになる。これによる春の目標となるレースができ、エリザベス女王杯の対として、春の古馬女王決定戦として位置づけられている。
ステップレースとしては
G2阪神牝馬ステークス、
G3福島牝馬ステークスが指定されており、地方競馬所属の馬はこのステップレースで2着以内に入賞すると、ヴィクトリアマイルへの優先出走権が付与される。
過去の成績からレース内容をひも解いてみると、3連単配当も2007年こそ200万馬券が飛び出しているが、他は比較的順当な結果で収まっているので、競馬予想の際には人気サイドから攻めるのが有効だろう。特に1番人気に支持された馬は安定度が高く、勝率も高い上に連対率・複勝率はともに60%を超えるなど信頼がおけると言える。年齢では4歳5歳が馬券の中心になっており、特に4歳馬の活躍が多いので、競馬予想の際には若い馬を中心に予想を組み立てると良いだろ。
脚質では先行〜差し。逃げ馬の活躍が目立つBコース使用時に開催されるが、逃げ馬が勝ち切ったことは無い。ただし、中盤のペースが緩んで2着3着までなら入賞したこともあるので、警戒が必要と言える。枠順で言えば4枠5枠7枠からは勝馬が輩出されておらず、かつ連対率・複勝率も低くなっているので、割り引ける可能性があるのは興味深いデータだ。
前走レースでは
G2読売マイラーズカップ、ステップレースの指定を受けているG3阪神牝馬ステークス、
G3中山牝馬ステークス経由の馬も少ないながら健闘している。同じステップレースでもG3福島牝馬ステークス経由で臨んだ馬は苦戦傾向にあるので割引きが必要だろう。