■中山記念の競馬予想のポイント
・順当な決着が多い
・前に行ける馬が有利
・内枠が有利
・
有馬記念、
マイルCS経由の馬に注目
中山競馬場、芝1800mで施行される中央競馬の重賞競走。4歳以上対象の競走となっており、斤量は別定。56kg、牝馬2kg減を基本とし、2013年2月23日以降のG1競走(牝馬限定競走を除く)1着馬は2kg増。2013年2月23日以降の牝馬限定G1競走またはG2競走1着ウ亜mは1kg増。2013年2月22日以前のG1競走(牝馬限定競走を除く)1着馬は1kg増(2歳時の成績を除く)の斤量が課せられる。
1936年に中山競馬場の芝3200mのハンデキャップ競走として創設。当初は春と秋の年2回の施行となっていたが、1952年からは秋のみの開催へ変更。その後は距離や開催時期の変更を繰り返していたが、1957年に1800mへと距離が定着。施行時期は1972年より2月下旬から3月上旬の間となり、負担重量も別定に変更され現在に至る。
過去10年の成績からレース内容をひも解いてみると、優勝馬は6番人気以内の馬が9勝を挙げていた。2・3着馬も1ケタ人気以内から輩出される傾向が強く、8番人気以内から19頭が入賞を果たしていた。
成績は上位4番人気以内の馬が【7-7-6-20】と上位入賞馬の殆どを占めていることから、レース傾向としては順当決着となることの方が多そうだ。過去には12・13番人気馬が1・2着となったこともあるが、これは稀なケースと言えるため穴狙いではなく、堅い予想をした方が良いかもしれない。
脚質では、逃げ・先行馬が合計【7-5-6-25】で勝率・連対率・複勝率でトップの成績。差し・追込馬が合計【3-5-3-82】で続いていた。
差し・追込馬の成績も悪いわけでは無いため優勝候補として考えても良いのだが、過去10年で43頭が出走している逃げ・先行馬に対し、差し・追込馬は93頭と倍以上の馬が出走しているにも関わらず、逃げ・先行馬の成績を下回る結果となっているため、成績の良い逃げ・先行馬を中心とした方が無難と言えるだろう。
枠順では、1〜5枠発走の馬が【7-8-7-56】と比較的好走傾向にあることが分かった。その中でも1〜3枠発走だった馬は【5-5-4-30】と入賞馬の多くを輩出し、2枠が勝率、1枠が連対率、3枠が複勝率トップの成績を残していた。 内枠発走の馬が有利な傾向であるのは成績を見ても分かる通りとなっているため、予想の際には内枠発走の馬に注目すると良いだろう。
前走レースでは、G1経由の馬が【5-3-1-7】、G2競走経由の馬が【0-1-4-14】、G3経由の馬が【4-6-4-46】の成績。G1経由の馬が勝ち鞍を挙げ、G2・G3経由の馬が連対馬となる事が多いようだ。 G1競走の中でも
有馬記念と
マイルCSを経由した馬が計4勝を挙げており、勝率・連対率の面でも優秀のため中心視したい。 相手候補となるG2競走経由の馬とG3競走経由の馬は成績を比較した場合、G3競走を経由した馬の方がより良い結果を残せているため、G1競走(特に有馬記念と
NHKマイルカップ)を経由した馬を軸とし、G3競走を経由した馬を相手として考えると良いかもしれない。