■東海ステークスの競馬予想のポイント
・3番人気以内の馬は軽視禁物
・先行馬が絶対的
・4枠に特に好走馬が多い
・
チャンピオンズカップ、
東京大賞典経由の馬が中心
中京競馬場、ダート1800mで施行される中央競馬の重賞競走。4歳以上が対象の競走となっており、斤量はグレード別定。4歳55kg、5歳以上56kg、牝馬は2kg減を基本とし、施行日当日から1年前の開催週以降のG1競走1着馬は2kg増、牝馬限定G1またはG2競走1着馬は1kg増、施行日当日から1年前の開催週より過去のG1競走1着馬は1kg増の負担重賞が課せられる。
1984年に創設され、当初はウインターステークスの名称で12月に施行されていた。創設から1989年までは2200m、1990〜2009年までは2300mで施行されており、中央競馬で最も施行距離の長いダート重賞競走となっていた。2000年からは5月施行となり、名称も東海ステークスへ改称。2012年までは6月開催の地方競馬重賞である
帝王賞の前哨戦として位置づけられ、2013年からは施行時期を1月に移し、
フェブラリーSの前走戦として位置付けられている。
※データは中京競馬場改修後の2012年から現在までの中京ダート1800mを基にデータを作成。前走レースでは2013年に施行時期を入れ替えた
平安Sを含んだものを対象としています。
現在の施行条件となった過去3年の成績からレース内容をひも解いてみると優勝馬は1ケタ人気以内に収まり1番人気が8勝、2番人気が5勝を挙げており、2着は2ケタまで分布し3番人気から4頭、3着も2ケタまで分布し3・6番人気馬がそれぞれ3頭を輩出していた。基本的には上位人気馬同士の堅い決着となることが多く、特に3番人気以内に支持された馬の好走率が高いため、予想の際は人気に逆らわずに押さえた方が良いかもしれない。
脚質では先行馬が10勝を挙げる圧倒的な成績。2・3着も先行馬が他の脚質を寄せ付けない好成績を残している。先行馬に続く成績となっているのは差し馬だが分母が最も大きい割りには成績は揮わない、次いで3番手に逃げ馬が付けているがこちらは分母が最も小さいながらも上位入着数が多いため差し馬よりも逃げ馬の方が成績上位と言えるだろう。また、勝率・連対率・複勝率は逃げ・先行馬が成績を二分しているため中心は前に行く馬となるだろう。
枠順では4枠が5勝を挙げ勝率トップ。2着は6枠が6頭を輩出し連対率・複勝率でトップ。3着は3・8枠からそれぞれ4頭が輩出されていた。全体的に見ると大きな差は見られないが、1・2着数の多い中〜外枠がやや有利な印象。中でも4・6・8枠の好走率は優秀だ。3着となると殆ど差は無いのだが、1〜3枠の入着数が多いため、1・2着候補は中〜外枠、3着候補は1〜3枠から選ぶと予想がし易いかもしれない。
施行時期を入れ替えた平安Sを含む過去10年の前走レース別成績では
ジャパンカップダート(現チャンピオンズカップ)、
東京大賞典経由の馬がそれぞれ2勝を挙げてトップの成績。2・3着には特別戦経由の馬が満遍なく入賞を果たす結果となっていた。重賞競ではジャパンカップダート(現チャンピオンズカップ)、東京大賞典経由以外から目立った成績を残しているレースが無いため中心はこの2レースから。また、3着候補としては着数の多い師走S、初夢Sに注目すると良いだろう。