■キーンランドカップ 競馬予想のポイント
・基本は順当な結果になりやすい
・脚質では逃げ馬を常に警戒。他に前に行ける馬を注目
・
アイビスSD、
函館SS経由の馬は軽視禁物
・穴馬はUHB賞経由の馬
札幌競馬場、芝1200mで施行される中央競馬の重賞競走。3歳以上のレースとなっており、斤量はグレード別定となっている。3歳53kg、4歳以上56kg、牝馬はそれぞれ-2kgを基本とし、1年以内のG1優勝馬には3kg、G2優勝馬には2kg、G3優勝馬に1kgが課されるなど、重賞の優勝馬により重い斤量が課されることになっている。
第1回の施行は2006年で比較的歴史の浅い重賞となっており、グレードによる格付けはG3となっている。G1
スプリンターズステークスのステップ競走の指定を受けており、2014年以降は優勝馬にスプリンターズSへの優先出走権が付与されることになっている。
過去の成績からレース内容をひも解いてみると、人気別では2008年に16番人気で優勝したタニノマティーニを除いた全ての優勝馬は4番人気以内に支持されていたことがわかった。一部の例外を除けば順当な結果におさまることを物語っていると言えそうだ。2着馬に関しても2009年に13番人気で2着入賞したドラゴンウェルズを除いていずれも6番人気以内と比較的順当な結果を守っている。3着馬となるとさすがにバラつきが出ているが、それでも2ケタ人気馬の入賞は無いという結果になっている。
脚質ではまず逃げ馬を警戒。逃げ切りが過去3勝もあるだけに、ハナを行きそうな馬はまず押えておきたい。ついで先行馬の層が厚く、差し馬は2〜3着までとなっており、基本的には前に行ける馬が馬券の中心となっている。したがって追い込みは厳しく3着馬を1頭輩出したのみで、後方一気の馬は割り引くことが出来る。
前走レースでは、
北九州記念と違ってこちらはサマースプリントシリーズ経由で臨む馬が中心。アイビスサマーダッシュ、函館スプリントSなどから臨んだ馬に好走馬が多くなっている。特に前述の2レースで馬券に絡んだ馬は素直に評価するのが無難。
CBC賞は該当馬が少ないが悪い数字では無い。最も多くの馬を送り込むのが函館のオープン戦であるUHB賞(旧UHB杯)で好走率は多くないが、穴を空ける時はとにかくこのレースを経由した馬が多い。前述のタニノマティーニ、ドラゴンウェルズなどはこのレースを経由しているので、軽視は禁物である。