■函館スプリントステークス 競馬予想のポイント
・先行馬が圧倒的に有利
・人気薄でも逃げ馬には警戒
・内枠が有利
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高松宮記念好走馬は軽視禁物
函館競馬場、芝1200mで施行される中央競馬の重賞競走。3歳以上のレースとなっており、斤量は3歳馬が53kg、4歳以上が56kgとなっている。それぞれ牝馬に関してはセックスアローワンスにより-2kg。さらに、収得所金が3000万を超えている馬は、2000万円ごとに1kgが加算されることになっている。
第1回の施行は1994年で歴史の浅い重賞。グレードによる格付けはG3となっている。夏に行われる短距離重賞のシリーズであるサマースプリントシリーズ(函館スプリントS、
CBC賞、
アイビスSD、
北九州記念、
キーンランドC、
セントウルS)の第1戦に数えられる。
過去の成績からレース内容をひも解いてみると、過去10年の人気別では、優勝馬こそ1・2番人気の好走率が高いものの、2着馬となると1ケタ人気馬いっぱいまで。3着馬となると2ケタ人気の馬も好走するようになってきており、組み合わせ次第では大万馬券となることも珍しく無い。
脚質では短距離と言うこともあって前に行く馬が強く、中でも先行馬が圧倒的な結果を出しているので、予想の中心は先行出来る馬から選ぶのをオススメしたい。次いで勝鞍こそ無いが逃げ馬の前残りは優秀な数値となっているので、予想の際はまず誰が逃げるのかを見定めるところから始めたい。ハイペース必至のレースで前が崩れれば差しが決まることもあるが、追い込み馬だけは難しいので割引きが必要だろう。
枠順傾向では圧倒的に内枠が有利。上位入賞馬は1〜3枠に固まっていることもあり、内枠に入った馬はまずチェックしておこう。ただし、7枠に入った馬は2年に一度の割合で入賞馬を輩出している不思議な枠となっており、しかも回収率が抜群に高い傾向が出ている。
その他、前走レースでは
高松宮記念を経由して臨んだ馬の好走が多く、G1レースの格は間違いない結果となっている。さらに、高松宮記念で大敗した馬も、当レースではそこそこ好走してしまうケースも見られる。高松宮記念で好走していた馬が、当レースに出走してくる場合には中心視できそう。
NHKマイル経由、
京王杯スプリングカップ経由で臨む馬は、ダメでは無いが今一つパッとしない結果となっている。