阪神11レース 朝日杯フューチュリティステークス(GI)
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2020年12月20日 阪神11レース 朝日杯フューチュリティステークス(GI)

@カイザーノヴァ
調子→
「前走は速い脚の差が出たけど、ラストまでバテていなかった。当日輸送でもイレ込みはましだったし、GIでも流れ一つで善戦できる。」との陣営コメントだったが、結果的に流れは向かず8着惨敗。上がり最速の脚を使っているだけに内容は悪くないが、未だGIで太刀打ちできる程の地力はない印象だ。

Aグレナディアガーズ
調子→
「坂路で今週は4ハロン51秒台。動きにスピード感があり、雰囲気はデビューしてから一番いいかも。当日、競馬場に行ってどんなテンションで競馬に臨めるかですね。」未勝利からのGI挑戦だけにやや控えめのコメントも、結果はまさかのレコードタイム制覇。ここ一番で万全に仕上げてくる厩舎力の高さには感服の一言だ。

Bビゾンテノブファロ
調子→
「今回はハミを替え、調教では抜群の動き。だいぶ気性面も成長しています。同じコースのデイリー杯2歳ステークスで頑張っているし、相手なりに走れる強みを生かせれば。」と陣営はチラリと自信を覗かせていたが、結果は見せ場なく15着大敗。地力もそうだが、大一番のココで山田騎手への乗り替りも、さすがに荷が重かったか。

Cショックアクション
調子↑
「膝に不安が出て再放牧に出たが、検査して異常なかったのでここへ。素直な気性で仕上げやすいし、しっかりメニューも消化して力は出せる態勢。休み明けのGIでも期待を持って臨めます。」とそれなりの感触はあったようだが、レースでは好位追走も粘れず13着。見た目には仕上がっている様に映っても、中身までは仕上がり切っていなかったという事か。

Dドゥラモンド
調子→
「輸送を考えての追い切りだったけど、変わらずいい動き。体も中身もできています。ワンターンで直線の長い阪神競馬場はいい印象しかないですよ。中間はしっかりゲート練習をしているけど、練習では駐立も大丈夫。切れ味を思いっきり発揮して欲しいですね。」との事だったが、結果は伴わず7着敗走。プラス10キロの馬体増は中身が伴ってきたのではなく太めだったか。

Eブルースピリット
調子→
「予定通り併せ馬でしまいをしっかり伸ばす調教ができた。いい状態を保っています。前に行かせたらしぶといタイプ。リズム良く運んでどこまでやれるかですね。」リップ含みのコメントかと思われたが、結果は小差の5着と善戦。リズム良く運べればここでも通用する地力を示す一戦だった。

Fステラヴェローチェ
調子↑
「短期放牧から帰厩後はここを目標にじっくり乗り込んで、今週は調整程度だったが、しまいは12秒0。調整に関しては言うこと無し。来年に向けていいレースを。」と陣営は先を見据えつつも非常に高い評価を与えていた1頭。事実2着好走した辺り、やはり陣営サイドの見立ては正しかったのだろう。伏兵に出し抜かれるもキッチリ見せ場は作った。

Gレッドベルオーブ
調子↑
「前走は今回と同じ舞台でレコードV。お兄ちゃんより走りが軽く、速い時計にもしっかりと対応ができている。GIで相手も強くなるけど、楽しみは持っているよ。」と陣営は自信満々だったが結果は3着…。ここまで上がり最速をマークしてきた当馬だが、今回自慢の豪脚は発揮出来ず。多頭数で終始プレッシャーを掛けられていた事が災いしたか。

Hテーオーダヴィンチ
調子→
「使いつつ肩回りに肉がつく、体に幅が出てきているし、精神面でも安定しているのがいいですね。中間の乗り込みも順調。強いメンバーでどこまでやれるかですね。」と陣営は胸を借りる旨のコメント。さすがに敷居は高かった様でブービー16着大敗。今回はこれが良い経験になればというところだろう。

Iアスコルターレ
調子→
「ピッチ走法でパワーがある。乗り手の指示にも従順だから距離が伸びても大丈夫。それに、中間の動きも良く、気配は上々。力さえ発揮できれば好レースになると思う。」とのコメントも、結果は14着大敗。残念ながら力を発揮出来た印象は皆無で、乗り替わった北村友一騎手ではなく主戦の松山弘平騎手なら…と強く思う一戦だった。

Jバスラットレオン
調子↑
「距離が少し長いだけに、前走は余計に荒れた馬場がこたえたかな。ひと叩きして気配は上向き。展開を考えれば札幌2歳ステークスは強い3着。距離短縮で変わり身に期待。」と人気薄ながら陣営は高く評価していた1頭。故に4着善戦も、おそらく陣営サイドとしては想定内の範囲だろう。レース振りからもこのくらいの距離の方が良さそうな印象だ。

Kジュンブルースカイ
調子→
「レースセンスが良くて学習能力が高い。直線の長い外回りの1600メートルはいいと思うし、ワンターンの方が競馬もしやすい。ここでも楽しみはある。」そう言って初のマイル戦でも大丈夫と太鼓判を押されていた馬だったが、結果は無念の12着。だが終始速い流れに戸惑っていただけに、ペースが遅くなればまだ巻き返しの余地は十分あるだろう。

Lホウオウアマゾン
調子→
「帰厩時は硬さを感じたけど、先週のコース追いでぴりっとしてきましたね。使いつつ筋肉がつき、瞬発力も備わってきた。前走は首の上げ下げの2着。ここも好勝負を期待しています。」口調やこれまでのレース振りから大いに期待を寄せられていた素質馬。故に9着という結果は少々意外だったという他ない。いずれにせよ早急に修正が必要だろう。

Mモントライゼ
調子→
「前走はいいポジションを取り、そこでうまく我慢が利いたし、直線は押し出されて坂下で先頭に立ったのに踏ん張り通した。使いつつ力をつけ、レースも上手になっている。短期放牧を挟んで乗り込みも順調。1ハロン延長がどうかだが、期待を持って臨めます。」そう送り出されたダイワメジャー産駒だが、10着大敗という結果はさすがに陣営サイドとしても想定外だったか。ルメール騎手を以てしても、この馬にマイルという距離は長すぎたか。

Nロードマックス
調子↑
「気が勝っているけど、騎手はこの馬のことをよく理解しているからね。距離延長も問題ないので、前走のようにタメを利かせて運べれば。」そう評された当馬は人気に反発するかのように小差6着。『もう少しタメを利かせられるペースなら』、そう思わせるほどレース内容は非常に良く、流石は名伯楽と思わせる素晴らしい仕上がりだった。

Oスーパーホープ
調子→
「中間は在厩しての調整でしっかりと乗り込んできた。追い切りの動きも上々。引き続き調子はいい。今回は多頭数での競馬。立ち回りは上手なタイプで、それをうまく行かせれば出番があっても。」と陣営は悪くない評価を与えていた様だが、結果は11着と振るわず。レコードタイムが出るレースで大外枠からの発走だっただけに、今回その点は不運だったか。





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