種牡馬/マーベラスサンデー
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多種多様な適性を見せる【マーベラスサンデー】

現役時代の成績 【15戦10勝】

【主な勝ち鞍】宝塚記念  大阪杯  京都大賞典  札幌記念 など
【代表産駒】シルクフェイマス ネヴァブション セレン サイレンスボーイ

1994年の入厩後、秋のデビューを目指して調教が進むと、次第に優れた瞬発力を見せ始めた。同年8月の調教でオースミタイクーンに10馬身差を付ける走りを見せ関係者を驚嘆させたが、調教後に骨折が判明、放牧に出されるも放牧先でも疝痛をこじらせ、一時重篤な状態となりデビューの予定が大幅に遅れることとなった。
翌年の2月にデビューし初勝利を挙げると、続く条件戦も立て続けに連勝し、クラシック出走への出走権確保の為に毎日杯に登録するも、直後に2度の骨折が判明し休養を余儀なくされた。年が明けて5歳となると、復帰初戦は不利もあり4着となるものの、その後に挑んだ鴨川特別からは、重賞4連勝を含む6連勝。年末の有馬記念ではサクラローレル、マヤノトップガンと共に「新三強」と呼ばれるようになった。

6歳時には宝塚記念で1番人気に応えてのG1初制覇を達成、しかし競走中に4度目の骨折が判明。これを乗り越えて挑んだ有馬記念ではシルクジャスティスにアタマ差交わされて2着となった。翌年も現役を続行したが、阪神大賞典を前に屈腱炎を発症。そのまま現役生活から退き、種牡馬となった。

サンデー系としてはあまり自己主張するタイプでは無いため、産駒は母方の資質が強く出る傾向がある。また、芝・ダート問わずにやや重の馬場を得意としており、代表産駒に挙げられる馬の多くは地方競馬の重賞を制覇するなどの活躍を見せているため、道悪となりやすいローカル競馬場との相性が良いと言える。
さらに、4歳時からの成績上昇が目立つように、古馬になってから本格化する産駒が多い為、競馬予想をする際は古馬となってからの成績に注目すると良いだろう。