短距離〜マイル戦での活躍に期待【ジョーカプチーノ】
現役時代の成績 通算【23戦6勝】
【主な勝ち鞍】NHKマイルカップ ファルコンステークス シルクロードステークス
【代表産駒】エターナルダイヤ メタルスパーク インプルソ
2歳9月、札幌ダート1700mでデビュー。大逃げを打ったが最後につかまってしまい2着止まりとなった。5戦目で芝に転向すると短距離での適性が見受けられ、ファルコンステークスを快勝。ニュージーランドトロフィーで3着に入賞しマイルでの適性も出現した。これを受けてNHKマイルカップに挑戦、後続に2馬身以上の差を付けての快勝は大波乱の結果となった。
そんなジョーカプチーノ産駒の特徴だが、芝310戦、ダート191戦を使われている。デビュー戦をダートで使われた父の結果もあり、ダートも一定数使われている。芝の距離だが、1800m以下で2割近い複勝率を誇っている一方、長い距離では結果が残せていないので割引が可能である。個別の距離だと父の得意距離だった1200mで23.7%の複勝率をマークしている。ダートについてはより顕著な傾向が出ていて、1200m〜1400mで25%前後の複勝率をマークしているが、1600m以上では10%前後と半減してしまっているので割引が可能だろう。
続いて競馬場別の成績、まずは芝だが、札幌競馬場、新潟競馬場、東京競馬場では低い複勝率になっている一方、中京競馬場、阪神競馬場、京都競馬場で25%を超える複勝率をマークしており、特に阪神競馬場では4割に届く数値なので看過できない。ダートでは中山競馬場、京都競馬場、阪神競馬場での複勝率が高いので予想の際に頭の片隅の置いておきたい。
馬場状態では、芝の良馬場での複勝率は19.4%である一方、稍重・重馬場・不良馬場の複勝率も低下は見受けられないので道悪は良馬場程度の好走を遂げる可能性が高い。ダートでも道悪による低下は見受けられないが、不良馬場のみ数字が悪いので注意が必要だろう。