種牡馬/ロードカナロア
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無敵を誇った負け知らずの短距離王【ロードカナロア】

現役時代の成績 日本、香港通算【19戦13勝】

【主な勝ち鞍】 スプリンターズステークス 高松宮記念 安田記念 香港スプリント
【代表産駒】アーモンドアイ サートゥルナーリア ダノンスマッシュ ステルヴィオ

2歳12月、古川吉洋騎手の騎乗で新馬戦を快勝。スタートから先頭を行くとそのまま6馬身差の圧勝だった。母レディブラッサムの得意距離を看過できず最初からスプリント〜マイル戦を見越しての参戦となった。2戦目にマイルを使うも、好走したが最後差し込まれ惜しくも2着。これで1200m〜1400mへと完全に照準が向いた。

3歳11月には京成杯を圧勝、単勝1.6倍の期待に応えてみせた。4歳1月のシルクロードステークスも2馬身以上の差をつける危なげない堂々とした走りで、これで短距離の頂上戦争に名乗りを上げた。期待を背負って挑んだ高松宮記念では、ひと世代上の王者カレンチャンに土を付けられ3着と惜敗。しかし、同秋9月のスプリンターズステークスで汚名返上となりG1王者の仲間入りを果たして見せた。

同年末には香港スプリント、翌3月には昨年苦汁を味わった高松宮記念を、まったく危なげない走りで優勝、さらに春には安田記念まで優勝してみせ、マイル戦への適性すら伺わせた。

1200m〜1600mを得意とする産駒が多いが、フサイチパンドラを母に持つアーモンドアイは牝馬三冠、シーザリオを母に持つサートゥルナーリアは皐月賞を制すなど、母系の能力の良さを活かす力があり、母親の系統によっては距離は自在と言える。

血統的にダートを使われることはあまり無いが、芝であれば道悪も稍重程度であればこなしてしまう力がある。芝・ダートともに距離延長した馬を狙うと勝率がグンと下がるので危険。前走と同距離か、距離を短縮した馬は人気が無ければ予想の際にぜひ組み込んでみたいところ。