種牡馬/グランプリボス
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現役時代の成績 日本、イギリス、香港通算【28戦6勝】

【主な勝ち鞍】フューチュリティS NHKマイルカップ スワンステークス マイラーズカップ
【代表産駒】モズナガレボシ ヒロノトウリョウ タイキルークス

2歳8月、札幌芝1500mでデビュー。道中は好位につけてそのまま押し切る堂々の競馬で勝利を飾った。その後、デイリー杯2歳ステークス、フューチュリティステークスを制し、世代最強の呼び声も高かったが、父サクラバクシンオーの短距離特性を勘案し、クラシック路線は目指さずマイル戦線を進むこととなった。古馬に混ざってニュージーランドトロフィーを3着に好走すると、NHKマイルカップを優勝し、3歳マイル王に輝いた。

イギリスに渡ってマイルの素質を試すも、長距離輸送が仇となって惨敗し国内に戻る。年内はマイルチャンピオンシップにも挑戦をするが、実力不足で大敗。年内は阪神カップで2着に好走して締めくくり、4歳になるとフェブラリーステークスを目指すなど迷走ぶりが見え隠れしたが、やはり芝マイルが主戦場とばかりに1400m〜1600mの重賞に挑戦。安田記念では2着に入賞、同年マイルチャンピオンシップでも2着に入賞し、マイル戦での実力を見せつけた馬だった。

そんなグランプリボスの産駒の特徴だが、母の系統の関係から意外にもダートで多く使われていることがわかった。芝189戦に対してダート407戦である。芝の距離別成績では父の成績に反してマイル戦がほぼ全滅。1200m〜1400m戦で14.0%前後の複勝率となっている。複勝率だけなら2000mの方が高いが、こちらは分母が圧倒的に少ないので度外視する。そして、問題のダートでは、短い距離でよく走っていることが分かった。特に1000m〜1700mで2割前後の複勝率を誇っている。ダートをよく使われているのも、「ダートで走ることがわかったから」という理由だろう。今後もこの傾向は増えていきそうだ。

今後はダートで使わることが多そうなので、ダートに絞った競馬場での傾向を見てみよう。競馬場別では、新潟競馬場東京競馬場京都競馬場がやや苦手な他は安定して好走している。特に阪神競馬場中京競馬場など、最後に坂があるコースでの複勝率は2割を超えているので予想の際の参考にしたい。