■京成杯オータムハンデ 競馬予想のポイント
・先行馬が有利
・やや内枠が有利
・極端なハンデの馬は割引
・
関屋記念組に好走馬が多い
中山競馬場、芝1600mで施行される中央競馬の重賞競走。3歳以上のレースとなっており、斤量はハンデ戦となっている。
第1回の施行は1956年で、グレードによる格付けはG3となっている。
中京記念、
関屋記念、京成杯オータムハンデからなるサマーマイルシリーズの最終戦に数えられる。
スプリンターズSや、
天皇賞(秋)、
マイルチャンピオンシップといったG1を見据えた一戦となり、秋のG1を見据えた実力馬と、夏の上がり馬が激突するレースと言える。
過去10年の成績からレース内容をひも解いてみると、過去10年での優勝馬は2006年にステキシンスケクンが10番人気で優勝した以外には、すべてが1ケタ人気馬が優勝を果たしている。特に2番人気馬が5勝を挙げており群を抜いている。逆に1番人気馬は不思議とゼロ勝となっている。2着馬〜3着馬は幅広く分布しており、組み合わせ次第では大波乱となるケースもあるので注意が必要。
脚質では前に行くほど有利な傾向が強く、3年に1度は逃げ馬が馬券に絡んでいる。続いて先行馬、差し馬と続く。特に2〜3着馬に関して言えば差し馬が強く連対率・複勝率では優秀な数字をマークしている。追い込み馬は頭数が多いにも関わらず1頭も入賞できていない。後方待機の馬には厳しい一戦と言えるだろう。
枠順では2枠と5枠がともに3勝ずつを挙げている。連対数では1・2・4枠が優秀でやや内枠有利の傾向が見て取れる。ただし、3着馬となると外めの枠も好走馬を輩出しており、ギリギリで迷った際の判断材料として使う程度が良いかも知れない。
ハンデ戦ということで斤量にも着目してみると、好走馬の大半は53.5〜57kgに分布していることがわかった。51.5〜53kg組となるとやや成績が下がり、51kg以下となると入賞馬が居なくなる。57.5kg以上では好走しても2着までで優勝はしていなかった。軸とするなら、53.5〜57kg組から選ぶのが良いかも知れない。
前走レースを見てみると、同じサマーマイルシリーズの関屋記念を経由して臨む馬が最も多く、それだけ好走馬も多いが好走率では低く、なおかつ優勝馬の輩出はゼロ。相手候補には有効だがアタマにはしづらい。近年の注目レースは
クイーンS経由の馬で、該当馬は2頭しか居ないが、いずれも馬券になっているので注目する価値はある。他には新潟のオープン戦のうち、1400m戦を経由して臨む馬が3勝を挙げており警戒が必要。