江田照男（エダテルオ）

【代表的な重賞】函館スプリントステークス（2019年カイザーメランジェ）

かなりのベテランになった江田照男騎手。逃げ馬を乗らせたら天下一品というイメージが強いのは記者だけか。事実、上で上げたカイザーメランジェは逃げを決めて勝ち鞍を収めている。1200m戦なので前に行くのは必然と言えば必然なのだが。その他にも2019年ダイヤモンドステークスでは8番人気サンデームーティエを逃がして2着にまで粘らせている。そんな江田照男騎手での儲け方をデータから見てみよう。

全3505戦、まず人気別のデータだが人気薄での騎乗が多い。その分、逃げの手を打って穴を開けるわけだが、この人気での騎乗がトップ３となっている。
10番人気334戦：連対率3.6％　複勝率6.3％
11番人気334戦：連対率4.5％　複勝率5.4％
13番人気310戦：連対率1.3％　複勝率2.6％

2桁人気での騎乗がとにかく多いという穴馬請負人という位置の騎手ということがよくわかった。そして、面白いことに1番人気に支持された場合には回収が出来ているのである。
1番人気53戦：単回値101　複回値86

1番人気に支持されれば仕事をするということか。他にも15番人気単回値161などもあるが、こちらは2勝を挙げているだけなので今回の回収のデータからは除外することにした。1番人気のベタ買いで回収をしているのは菅原明良騎手以来の逸材だ。

続いて競馬場別でのデータを見てみよう。東京競馬場・中山競馬場を主戦場としているようだ。福島競馬場、新潟競馬場も騎乗があるようだが、関西や北海道での騎乗はほとんど無い。かつ、競馬場別のデータではベタ買い出来るものは無かった。さいごに江田照男騎手の騎乗で回収が出来ている種牡馬を並べて記事のまとめとしたい。
ゴールドアリュール産駒　単回値181　複回値62
サウスヴィグラス産駒　単回値119　複回値54
ネオユニヴァース産駒　単回値203　複回値71
アサクサデンエン産駒　単回値156　複回値117
アグネスデジタル産駒　単回値190　複回値52
ヴァーミリアン産駒　単回値260　複回値132
スクリーンヒーロー産駒　単回値124　複回値144
キングカメハメハ産駒　単回値11　複回値115
モンテロッソ産駒　単回値728　複回値144
ダノンシャンティ産駒　単回値363　複回値93

（※2015年1月1日〜のデータ調べ）