2021年2月28日
中山11レース 中山記念（G2）
①トーセンスーリヤ
調子↑
「蹄の不安で休みは長くなったが、予定を立てずに馬の状態を見ながら調整してきた。動きに関しては特に問題ない。中山の1800メートルという条件はぴったりだが、休み明けの分どうか。」とのコメントも、今回5着敗走。勝負どころで動けなかった辺り、やはり休み明けが響いた印象が強い。
②コスモカレンドゥラ
調子→
「まだ展開の助けは必要だが、前走は能力を見せた。先週の小倉大賞典を除外になり、ここへ。厳しい臨戦過程がどうかだが、強い相手にどれだけやれるか試金石に。」とのコメントも、結果は望外の6着。タフな臨戦過程ながら上位馬とは小差のレース内容。次走改めて。
③ノーブルマーズ
調子↑
「変わらず調教の動きはいいし、年齢的な衰えは感じられない。極端に馬場が悪くなるとどうかだが、道中をリズム良く運んで、ラストの脚につなげられれば。」と控えめながら期待を寄せられていた様だが、結果は12着大敗。良い頃の行き脚が戻っておらず、まだまだ長いトンネルは抜けられていない。
④ケイデンスコール
調子→
「調教の動きも良く、好調をキープ。前走は内でじっと脚を溜めて、しまいはしっかりと伸びたし、ジョッキーもうまく乗ってくれた。コーナーを4つ回る舞台への対応が鍵だけど、状態の良さを生かして頑張って欲しい。」とのコメントを寄せていたが、結果はクビ差の2着。状態の良さに偽りはなく、あともう少しというところだったが…。完全に復調している。
⑤マイネルハニー
調子→
「毛ヅヤは良くなったが、動きがぴりっとしてこない。一連の内容からも、大きな変わり身はどうか。」と陣営からは控えめなコメント通り、終始後方からのレースで見せ場を作れず13着。8歳馬だけに上がり目も見込めるか疑問符。
⑥フランツ
調子→
「前走は最後にかわされて3着に敗れたけど、スタートが決まって、いいレースをしてくれたと思う。この中間はいくらか力みが抜けて歩き方が良くなっているし、調整は順調。中山コースも問題ないので、立ち回りひとつでチャンスがあっても。」とのコメントも、結果は10着と振るわず。中山コースは問題ないとの事だったが…。現状ではやはり東京の方が向いている印象。
⑦バビット
調子→
「リフレッシュさせたことで覇気があって元気がいい。今週の追い切りは体をしっかりと使えて軽く走れていた。息の入りも良く、いい感じに仕上がっている。このメンバーでどこまでやれるかだが、距離短縮はプラスだし、中山の開幕週の馬場もいいと思う。」とのコメントも、結果はまさかのしんがり14着。あまりにも見せ場のないレースだっただけに何かしらトラブルがあったか？無念の結果となってしまった。
⑧ヒシイグアス
調子↑
「前走は1～2コーナーで隊列の並びが悪く、向こう上面では外から押し込められる不利もあった。気持ちを途切れさせず走り切った馬を褒めたい。まだ走りのバランスなど課題はあるが、トモの緩さは取れている。走り慣れた中山の距離だが、今回は開幕週の馬場を意識した乗り方になると思う。」とコメントを寄せていたが、結果ゴール前激しい競り合いの末クビ差で勝利。小差とはいえしっかり勝ち切るのは流石。これで松山騎手とコンビを組んでからは3連勝。
⑨サンアップルトン
調子↑
「もう少し良くなると思っていたので、除外で1週延びたのはOK。前走は道悪馬場を気にして最後にグンとこなかった。競馬が上手で距離の融通は利くし、以前より落ち着きも出てきたので覆面を外す。改めて期待。」とのコメントも、今回8着と案外な結果。開幕週で前が止まらず、後方待機ではどうする事も出来ず…。
⑩ゴーフォザサミット
調子↑
「前走は1コーナーの入りで力んでしまい、その後も後手に回って体調は良化。この馬で結果を出している鞍上だし、1800メートルも守備範囲。芝に戻って変わり身を。」とのコメントも、今回4着に敗れる形。一時期の低迷期からは脱そうとしている様子だが、まだ勝ち味に遅いところは変わらずか。
⑪クラージュゲリエ
調子→
「前走は馬場入りで落鉄のアクシデントがあったが、レースでは上手に走ってくれた。今回は馬体が締まった状態で戻ってきたので調整も順調。小回りで結果を残して来た馬だし、距離も合いそう。」とのコメントも、今回9着と振るわず。陣営サイドの指示か否か、ルメール騎手にしては珍しく消極的なレース振り。前残りの結果を許す形となってしまった。
⑫パンサラッサ
調子→
「前走後に少し疲れが見えたので、除外で1週スライドしたのは良かった。先週にしっかり負荷をかけ、今週はラスト重点。反応は良かった。中山のコース形態も合う。一雨あるようなら面白い。」とのコメントも、今回7着に敗れる形。現状平坦なコースの方が向いている印象で、力の要るコースでは重賞だと少々厳しいか。
⑬ウインイクシード
調子→
「前走は外枠から見せ場を作ったけど、基本的には前に馬を置かないと掛かるからね。うまく内めに入れれば脚はたまるよ。1週前は少し重かったけど、今週の動きは合格点。仕上がりはいい。」とのコメントだったが、結果は3着。開幕週の馬場を味方にしての積極策、陣営の指示か鞍上の判断かは分かり兼ねるが、今回は采配ズバリという印象の内容。
⑭ショウナンライズ
調子→
「前走は直線の坂下までは良かったが、最後はきつくなった。状態はいいし、直線が短くなるのもプラス。前々で運んでどこまで踏ん張れるか。」とのコメントも、序盤から追走に手間取る形で前へは行けず…。ズルズル下がる形で11着大敗。距離延長で新味を期待した様だが、やはりマイル以下の短い距離で改めて。