種牡馬/ベルシャザール
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芝の得意な両親から生まれたダートの雄【ベルシャザール】

現役時代の成績 日本、UAE通算【18戦6勝】

【主な勝ち鞍】ジャパンカップダート 武蔵野ステークス
【代表産駒】シャイニーロック ソルトイブキ セイヴァリアント

2歳10月、京都芝1800mの重馬場でデビュー。思えばこのころからタフなダートで走れる素養を見せていたのかも知れない。逃げるウインラーニッドをレース中最速の上がりで猛追し見事差し切り優勝してみせた。その後、3歳になるとクラシック戦線を目指し共同通信杯4着、スプリングステークス2着で皐月賞への切符を手に入れるたが、皐月賞では11着と大敗。それでも駒を進めた不良馬場の日本ダービーではオルフェーヴルの3着に入選した。

4歳にダービー卿チャレンジトロフィーを使って大敗を喫し、骨折が判明。長期休養を明けて5歳になりダート路線へ転向。降級もしているため1600万クラスを使うが好走が続き、とんとん拍子に武蔵野ステークス、ジャパンカップダートまで獲り、フェブラリーステークスでも3着に入賞するなどした。

産駒の特徴では、父がそうであったように芝に能力を求めるよりダートで開花した能力を買われて産駒たちもダートを使われる傾向が強い。芝156戦に対してダートは632戦となっており、オーナー・調教師側もダート側への期待をうかがわせる。芝の根幹距離で一番走るのは2000mで単勝回収値も良いが、これは人気薄で勝てたからだろう。

距離別ダートでは芝と変わって短めの距離を多く使われている。特に1600mでは複勝率が2割を超えており優秀な数字。一番出走の多い1800mでもまずまずの数字だが、1200mの方が数字は良いのでダートでは短い距離で予想に組み込むのが理想と言える。

競馬場別では東京競馬場福島競馬場京都競馬場小倉競馬場のそれぞれで複勝率が2割を超える好走をはたしている。一方、新潟競馬場では1割を切るなどしており割引対象だ。

道悪についてはダートについてのみ言及するが、良馬場20.5%の複勝率に対し、稍重20.6%、重馬場17.0%、不良馬場21.3%と何ら遜色ない走りを見せており父同様に道悪を苦にしない走りを期待できるだろう。