G3/東京新聞杯

【開催場所】東京競馬場
【コース】芝1600m

■東京新聞杯の競馬予想のポイント
・波乱の結果となることも
・差し×先行で決まりやすい
・内側の枠に好走馬が多い
・ニューイヤーS経由の馬に注意

東京競馬場、芝1600mで施行される中央競馬の重賞競走。4歳以上対象の競走となっており、斤量は別定。4歳以上56kg、牝馬2kg減を基本とし、日本調教馬は収得賞金額が3000万円を超過した馬は超過額が2000万円毎に1kg増。外国調教馬はG1優勝馬は5kg増、G2優勝馬は3kg増、G3優勝馬は1kg増(ただし2歳時の成績を除く)が課せられる。

1951年に5歳(現4歳)以上の別定重賞競走、東京盃として創設され、第1回競走は東京競馬場の芝2400mで施行された。1966年に中日新聞東京本社から優勝杯を贈呈されることを機に東京新聞杯へと改名、1984年からは芝1600mへと施行距離を変更して現在に至る。本競走は高松宮記念ヴィクトリアマイル安田記念に続く古馬短距離路線の関東圏における開幕戦として位置付けられており、優勝馬には短距離・マイルG1競走優勝馬が名を連ねている。

過去10年の成績からレース内容をひも解いてみると、優勝馬から3着までは2ケタ人気まで入賞馬が分布しており、優勝馬は1・2・5・8番人気馬が2勝を挙げ、2着には2・7番人気馬から2頭ずつ。3着は4・5番人気馬から2頭ずつが入賞を果たしていた。入賞馬自体は2ケタ人気馬まで広がっているが、入賞回数で見ると5番人気以内の支持を受けた馬が好走傾向にあるため、小波乱含みのレースであること言えるだろう。

脚質では差し馬が5勝、先行馬が3勝を挙げており、2着には追込馬から4頭、3着には先行馬から5頭、差し馬から3頭の入賞馬が輩出されていた。先行馬と差し馬が成績を二分する傾向が見られるが、差し馬は過去10年で56頭と出走数の分母が大きいのに対し先行馬は39頭と少ない上で結果を残しているため、先行馬がやや優勢と言えるかもしれない。実際に勝率・連対率では差し馬との差が殆どなく、複勝率では差し馬を上回る数値を残している。出走馬の中に先行馬が少ないようなら狙い目と言えるだろう。

枠順では3枠が3勝、4・8枠が2勝を挙げており、2着には2枠から3頭、7枠から2頭。3着には1枠から5頭、4枠から3頭の入賞馬が輩出されている。全体的な成績では4枠以内に収まった馬が上位を占める傾向が見られる。特に3枠は勝率・連対率でトップ。1枠が複勝率でトップの成績を残し、2枠も連対率で3枠に次ぐ数値となっているため、内枠発走の馬には注目しておくと良いだろう。

前走レースでは、京都金杯、ニューイヤーS、阪神カップ経由の馬が2勝、2着には京都金杯経由の馬が4頭、ニューイヤーS、キャピタルS経由の馬が2頭を輩出。3着にはニューイヤーS、阪神カップ経由の馬が2頭を輩出していた。ピックアップしたレースの中で最も成績が良いのは勝率・連対率・複勝率の全てでトップの数値を残すニューイヤーSだ。重賞競走で京都金杯と阪神カップを経由した馬も成績は良いが、京都金杯は出走頭数の分母も大きいため、よりニューイヤーSの方に妙味があると言えるだろう。また、ニューイヤーSと同じ特別戦であるキャピタルSは複勝率・連対率でニューイヤーSに次ぐ数値を残しているため、予想の際には重賞競走を経由した馬の他に、特別戦を経由してきた馬にも注意を払っておくと良いだろう。


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