藤岡康太（フジオカコウタ）

【代表的な重賞】マーチステークス（2020年スワーヴアラミス）　神戸新聞杯（2018年ワグネリアン）　セントウルステークス（2015年アクティブミノル）

藤岡調教師の息子、藤岡佑介騎手の弟である。お兄ちゃんの記事では髪の薄さに触れたが、弟はどうやらフサフサである。他のコラムなどを読むと「よく腹黒い」と言われるそう。勝負強さには時として腹黒さも必要かもしれない。そんな藤岡騎手での儲け方をデータから探ってみよう。

全4326戦の中で、上位３つの背負った人気はこちら。
2番人気424戦：連対率34.4％　複勝率47.9％
4番人気412戦：連対率17.2％　複勝率30.1％
5番人気391戦：連対率13.8％　複勝率23.8％

上位３つの全体に占める割合は28％。おおむね人気サイドの馬に騎乗することが多いが、2桁人気の馬にもガンガン騎乗している。馬の強さ弱さに偏らずに乗っているということは、それだけ面白いデータが出てほしかったが、残念ながら回収値はどれも高くない。13番人気は単回値135をマークしているくらいか。
13番人気139戦：単回値135　複回値106

続いて競馬場別のデータを見てみよう。阪神競馬場、京都競馬場での騎乗が多く中心は関西。夏は札幌競馬場、函館競馬場でも騎乗しているが、それも回収値は高くない。すべての競馬場での回収値が100を超えないのは、横山典弘騎手以来か。

最後に種牡馬別の成績にとがりがあることを信じてこの記事のまとめを終えることとする。
サクラバクシンオー産駒　単回値300　複回値116
ストーミングホーム産駒　単回値157　複回値157
サウスヴィグラス産駒　単回値183　複回値100
ヴィクトワールピサ産駒　単回値226　複回値57
スウェプトオーヴァーボード産駒　単回値160　複回値104
キズナ産駒　単回値122　複回値94
ダノンシャンティ産駒　単回値133　複回値83
エスポワールシチー産駒　単回値112　複回値77

（※2015年1月1日〜のデータ調べ）