種牡馬/ルーラーシップ
トップ > 種牡馬 > ルーラーシップ

ファーストクロップからレジェンド級の馬を輩出【ルーラーシップ】

現役時代の成績 日本、香港、UAE通算【20戦8勝】

【主な勝ち鞍】 クイーンエリザベス2世カップ アメリカJCC 日経新春杯
【代表産駒】キセキ メールドグラース ダンビュライト リオンリオン

2歳の12月に岩田康誠騎手の騎乗で阪神芝2000mを快勝。続く若駒ステークスではヒルノダムールに次ぐ2着、アルメリア賞を制し、毎日杯に駒を進めるも5着と敗退を喫する。プリンシパルステークスでは後続に4馬身差という圧倒的力を見せ、日本ダービーへの出走権を得るも、当日は5着と掲示板死守が限界だった。同馬の距離適性の限界を感じた陣営は、秋のクラシックへの参戦を見送り。

半年以上の休養を経て年末の鳴尾記念に出走し、同道好位につけての競馬で見事勝ち切り。有馬記念への足掛かりとるする。3歳馬ながらルメール騎手を屋根に乗せて出走した有馬記念は6着止まりとなった。

年が明けて4歳となったが、半年以上の休養ですでに体は仕上がっていた。年明け最初の日経新春杯に出走し、56.5kgの斤量をもろともしない堂々の競馬で見事1着。距離適性の懸念材料も払しょくしてみせた。

明くる3月にはドバイシーマクラシックに挑戦。日本中の期待を一手に担うも結果は6着と辛酸をなめた。その後の春競馬では不良馬場の金鯱賞で優勝。スタート直後は遅れるも、向こう正面でまくりを決める騎乗で見事好位から抜け出して見せた。

5歳になって完全に能力が開花し、年明けにアメリカJCCを勝つと日経賞でも3着、香港への遠征でクイーンエリザベス2世カップを勝ち、日本馬としてはエイシンプレストンに続く2頭目、3度目の優勝をつかみ取った。国内に戻ってからは宝塚記念天皇賞・秋ジャパンカップといずれも馬券に絡む好走を果たし、年内最後有馬記念で3着に入賞して引退となった。

自身がそうだったように、中〜長距離が得意なスタミナ型。2200〜2400mでの複勝率が高く信頼における血統と言えるだろう。馬場状態の良し悪しも問わず走り、おまけにダートも長めの距離であれば優秀な成績を収める。特に前走と比べて距離を伸ばしたときには予想の狙い目と言えるだろう。