種牡馬/トーセンジョーダン
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現役時代の成績 通算【31戦9勝】

【主な勝ち鞍】天皇賞・秋 札幌記念 アメリカJCC アルゼンチン共和国杯
【代表産駒】バンクショット トランスポーター アグードイメル

2歳11月、京都芝2000mでデビューするも道中の折り合いを欠き6着と敗退。続いて臨んだ未勝利戦は福島芝2000mだったが、これを快勝しレコードタイムをたたき出している。3歳になると共同通信杯を2着になるなどクラシックを目指すところだが、裂蹄が見つかり長期休養を余儀なくされクラシック戦線への挑戦は見送られた。

4歳になりアルゼンチン共和国杯を勝ち、有馬記念に挑戦して5着など奮闘。5歳にないって大成すると札幌記念からの天皇賞・秋を制し、ジャパンカップも2着に入賞し、サンデーサイレンス系が席巻するなか、トニービンの系譜もしっかり走れることを証明してみせた。

産駒の特徴では、芝245戦に対しダート325戦と意外にもダートを多めに使われている。芝の得意距離だが、1200m〜1800mで複勝率は10%を切っており速い展開のレースは不得意かもしれない。2000m以上でようやく15%前後の複勝率となっている。ダートでは芝と対照的に中距離での好走が目立つ。1600m〜2100mでは15%を超える複勝率となっている。特にローカルで開催されることの多い1700mでは複勝率25.5%を誇る。

そして、気になる競馬場別、まずは芝では、どのコース素でも複勝率が低く信頼性は低い。唯一、小倉競馬場だけが複勝率11.5%となっている点意外は、押さえ要員止まりになりそうだ。一方ダートでは、函館競馬場福島競馬場中京競馬場小倉競馬場でそれぞれ複勝率が2割を超えており、やはりローカル小回り競馬場でのダートでは狙い目の血統と言えるだろう。

馬場状態についてだが、ダートに強いこともあり、芝でも道悪であれば好走があるかと期待したが、まるで結果出せないでいた。本当にあくまで押さえ要員と言えそうだ。そして、期待のダートでは、稍重・重馬場までは難なくこなすことがわかった。むしろ稍重では良馬場よりも高い複勝率となっている。また、不良馬場となるととたんにデータが悪くなるので注意が必要だ。