■アルゼンチン共和国杯の競馬予想のポイント
・先行馬と差しで決まるケースがほとんど
・7・8枠が圧倒的に不利
・
京都大賞典経由組に好走馬が多い
・重い斤量の馬ほど好走率が高い
東京競馬場、芝2500mで施行される中央競馬の重賞競走。3歳以上のレースとなっており、斤量はハンデとなっている。
第1回の施行は1963年で、グレードによる格付けはG2となっている。
ジャパンカップ、
有馬記念、
ステイヤーズステークスなどを目指す馬などが出走してくることが多い。
過去10年の成績からレース内容をひも解いてみると、優勝馬10頭のうち8頭が3番人気以内の人気サイドで決着しているが、2009年ミヤビランベリ(11番人気)のような例外もある。2着馬・3着馬は10番人気いっぱいにまで分布しているが、近年では3連単が10万馬券となるケースは少ない傾向が出ている。
脚質では先行馬が4勝を挙げており勝率でトップ。連対率・複勝率でも他の脚質を押える結果となっており、まずは先行馬から押えたい。次いで差し馬が続き、ほとんど先行と差しで決まると言っても過言では無い。追い込み馬は、過去に2頭の入賞馬がいるのみで健闘しても掲示板までという結果が多い。逃げ馬は1頭だけ入賞馬がいるが、これは前述の2009年のミヤビランベリのみとなっているので、度外視しても良いだろう。
枠順では2500mという長距離を走るうちに、枠順の有利不利は関係無い様に思えるが、7・8枠は圧倒的に不利な数字となっている。好走馬の大半は1〜6枠に分布しており、7・8枠の好走率は一回り低い結果となっている。7・8枠の馬が好走する場合は鋭い差し脚で馬群を交わせたときに限られる。
前走レースでは
京都大賞典経由の馬が多く、それだけに好走馬もここから多く輩出されている。注目は東京のオープン戦であるアイルランドトロフィー組で、ここから2年に1度の頻度で好走馬の輩出がある。他には、同じ東京の準オープン戦のオクトーバーS、
オールカマー、
札幌記念など。
ハンデ戦ということで最後に斤量にも着目してみる。直近の実績が評価された馬ほど、重い斤量を背負うことになるが、評価通り重い斤量を背負った馬ほど好走率が高いと言う結果が出ている。57.5kg以上の重いハンデが課された馬は、それより軽い斤量の馬のグループを凌駕している。中でも57.5kgの馬の好走率が極めて高くなっているので、出走メンバーの中にいたら注意したい。そこから斤量が軽くなるに連れて成績が下がっていくため、迷った際には斤量が軽い方を割り引くのが良いかも知れない。