酒井学（サカイマナブ）

【代表的な重賞】京都牝馬ステークス（2021年イベリス）　中京記念（2020年メイケイダイハード）　京都新聞杯（2019年レッドジェニアル）

2021年現在41歳になっていた酒井騎手。かつてはジャパンカップダートと呼ばれた現在のチャンピオンズカップをニホンピロアワーズで勝ったのも今は昔。G1レースでの入賞はここ数年かなり減り、G2やG3で穴を開けるような走りを見せている。そんな酒井騎手での儲け方をデータを元に分析していこう。

全3393戦のデータの中では6番人気〜15番人気に支持されて騎乗することが多い酒井騎手だが、そのなかでも特に多いトップ３の騎乗が下記のとおり。
９番人気284戦：連対率7.0％　複勝率13.0％
11番人気296戦：連対率3.4％　複勝率8.4％
12番人気290戦：連対率2.1％　複勝率4.8％

人気サイドに騎乗をすればもちろん好走するのだが、そもそもそんなに強い馬が回ってこないということのようである。ちなみに面白い特性として下記の人気の時にはベタ買いで回収が出来ている。
10番人気271戦：単回値138　複回値67
11番人気296戦：単回値74　複回値130

10番人気騎乗の時の探勝で回収が出来ている点も特徴だが、11番人気の時は特に複勝圏での好走、さらに特筆すると3着に入賞する数が異様に多く、ヒモ荒れとして好走しているようである。

競馬場別の成績ではどうだろう。京都競馬場・阪神競馬場での騎乗数がほとんどを占めているが、多くの騎手がそうであるように、主戦場でのベタ買いは基本的に儲からない。出かけて行ったときに回収値が伸びるのは酒井騎手とて同様のようだ。
福島競馬場86戦：単回値18　複回値106
中山競馬場59戦：単回値0　複回値113

実は阪神競馬場でも単回値124というデータがあるのだが、これは競馬場の改修工事の関係で中京記念を行った2020年のレースを、しんがり18番人気で優勝し、このときの万馬券がデータ内に入り込んでおり、これはどう考えてもイレギュラーであろうということで除外してある。

最後に酒井騎手の騎乗で回収が出来ている種牡馬の一覧を紹介して、この記事のまとめとしよう。
ダイワメジャー産駒　単回値290　複回値99
スズカコーズウェイ産駒　単回値193　複回値119
キングカメハメハ産駒　単回値229　複回値79
キングヘイロー産駒　単回値67　複回値266
ディープスカイ産駒　単回値354　複回値101
ベーカバド産駒　単回値352　複回値329
シニスターミニスター産駒　単回値157　複回値53
ディープブリランテ産駒　単回値130　複回値83
スマートファルコン産駒　単回値294　複回値132

（※2015年1月1日〜のデータ調べ）