種牡馬/フェノーメノ
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天皇賞馬の産駒がダートで花開く?【フェノーメノ】

現役時代の成績 通算【18戦7勝】

【主な勝ち鞍】天皇賞・春 セントライト記念 青葉賞
【代表産駒】キタノオクトパス レディオマジック タイフォン

2歳10月、東京芝2000mでデビュー。好位からそのまま押し切る堂々の競馬での登場となった。その後、1勝を挙げて弥生賞に臨むも6着となり皐月賞への切符を逃す。体制を整えて臨んだ青葉賞で勝つと、これで日本ダービーへの切符を手にし、そして臨んだ日本ダービーではディープブリランテのハナ差2着と好走した。秋には天皇賞・秋で2着に入賞し、重賞レースを賑わす存在となった。とくに4歳・5歳と天皇賞・春を連覇しておおり、長い距離での勝負強さが印象的な馬であった。

そんなフェノーメノ産駒の特徴だが、芝277戦、ダート208戦となっている。これは芝を使わせてみるより、意外とダートが良かった典型のような数字になっているが、詳細はどうだろうか。産駒の獲得賞金の上位にはダートを主戦場にしている馬がチラホラと並んだが…。

距離別の傾向、まずは芝だがマイル以下の短い距離ではあまり振るわず、ようやく2000mで見れる数字?になったと言える。2200m〜2400mでも走ってはいるが、これはそもそも施行数が少ない特別戦などがほとんどで、勝利を重ねるときに使える距離ではなく苦戦しているようだ。一方ダートは、1400m〜1600mで複勝率が2割を超えていて、前述のとおりやはり芝よりもダートへの適性が見つかったというところだろう。

競馬場別の傾向だが、まずは芝。東京競馬場での成績が特に悪く、本来は能力を発揮しやすい舞台なのだが、他の産駒が活躍しているということだろう。他には新潟競馬場阪神競馬場京都競馬場であれば複勝率が2割を超えているので、当該の舞台であれば割り引く必要はないかもしれない。続いてダートでは、中山競馬場中京競馬場での数字が悪いので割引が可能。京都競馬場、阪神競馬場は複勝率が25%前後となっているので得意そうだ。