現役時代の成績 日本、豪州通算【30戦5勝】
【主な勝ち鞍】安田記念 阪神カップ ジョージライダーステークス
【代表産駒】ラウダシオン ピーエムピンコ エンプティチェア
2歳10月、東京芝1400mでデビュー・後続に3馬身以上の差をつける大勝であった。続いて京王杯2歳ステークス、フューチュリティーステークスでそれぞれ2着に入賞し、2歳馬として存在感を確かなものにしていく。しかし、母が1200m〜1400mを中心に使っていた血統的背景からクラシック路線は選択せず、3歳になるとニュージーランドトロフィーで古馬にもまれ、続くNHKマイルカップで3位に入賞。叩き3走めとなる安田記念で見事9番人気をくつがえす優勝を遂げた。
4歳になりマイルを中心に1800mの中山記念などを使うも今一つの結果になるが、5歳の年末に阪神カップで1着に入賞すると、短距離路線への適応を見せていたた。阪神カップは結果として6歳時にも1着入賞を遂げ連覇している。
そんなリアルインパクトの産駒の特徴だが、まず芝341戦、ダート190戦と父の活躍同様、芝を多く使われている傾向が見て取れる。芝の距離では1200m〜1800mで好走率が高く、特に1400mでは複勝率22.6%に加えて連対率も20.8%を誇っており、父が阪神カップを連覇したのも頷ける距離適性を受け継いでいると言えるだろう。ダートの距離では1600m、1700mでの好走率が高く、いずれも複勝率が25%を超えている。それ以外の距離になると陰りの見えるデータとなるのでマイル戦を中心に買いたいところだ。
競馬場別の成績では芝は東京競馬場で高い複勝率を誇り27.0%、データは少ないが函館競馬場、福島競馬場でもよく走る。ただ、札幌競馬場と阪神競馬場の好走率が低いので注意が必要だ。ダートは東京競馬場での好走率が高い結果となっている。分母が少ないが札幌競馬場、新潟競馬場でも高い複勝率となっているのは注目すべき点だ。一方、中京競馬場、福島競馬場では全く結果を出せないでいる点も注目である。