丹内祐次（タンナイユウジ）

【代表的な重賞】函館2歳ステークス（2020年リンゴアメ）　函館記念（2016年マイネルミラノ）　マーチステークス（2015年マイネルクロップ）

ずっと20代のイメージだったが2021年にはもう35歳になっていた丹内騎手。大きなレースでの激走のイメージもあまり無いが、上記の重賞勝ち鞍の履歴を見るに北海道での競馬が得意なのか。意外と地味で特に印象も無いのだが、我々を儲けさせてくれるなら良いのだ。丹内騎手での儲け方をデータから見てみよう。

地味な印象の通り、8番人気〜10番人気での騎乗が多い。全体では3715戦。丹内騎手の特に多い人気での騎乗トップ３はこちら。
7番人気299戦：連対率9.7％　複勝率21.1％
8番人気319戦：連対率5.0％　複勝率9.7％
10番人気301戦：連対率6.0％　複勝率8.6％

7番人気と8番人気の複勝率の乖離が特に気になるが、どちらもベタ買いでは回収に至らないので、今回は特別に扱わないものとするが、少ないがベタ買いでも回収に至る人気もあるので紹介しよう。
6番人気244戦：単回値110　複回値83
10番人気301戦：単回値100　複回値64

買う気になるのは6番人気くらいのものだが、複回値が低いのが気になるところ。次の競馬場別で何かの傾向が出ることに期待しよう。一番上の重賞勝ち鞍で函館競馬場でのレースが並んだので北海道競馬が得意か、と思ったがそんなことは無かった。京都競馬場・阪神競馬場・中京競馬場以外での騎乗を万遍なくこなすような戦歴だが、どれもベタ買いでの回収には至らなかった。

最後に丹内騎手の騎乗で回収できている種牡馬一覧を並べて今回の記事のまとめとしよう。
アイルハヴアナザー産駒　単回値175　複回値109
マツリダゴッホ産駒　単回値119　複回値71
タイキシャトル産駒　単回値46　複回値232
カジノドライヴ産駒　単回値527　複回値164
トゥザワールド産駒　単回値128　複回値92
アドマイヤジャパン産駒　単回値985　複回値276
ディープインパクト産駒　単回値37　複回値213
ヴィクトワールピサ産駒　単回値231　複回値172
モンテロッソ産駒　単回値254　複回値73
ノヴェリスト産駒　単回値0　複回値125

（※2015年1月1日〜のデータ調べ）