種牡馬/オルフェーヴル
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稀代のヤンチャ坊主も今や名種牡馬【オルフェーヴル】

現役時代の成績 日本、フランス通算【21戦12勝】

【主な勝ち鞍】 皐月賞 日本ダービー 有馬記念 宝塚記念
【代表産駒】ラッキーライラック エポカドーロ オーソリティ

2歳8月、新潟芝1600mにて鮮烈にデビューを飾る。陣営はマイルを中心に参戦計画を立てていたが、1400mの京王杯2歳ステークスで惨敗。距離延長の路線変更となった。3歳になるとシンザン記念で2着、きさらぎ賞で3着に入賞し皐月賞への出走権を獲得した。

4番人気で臨んだ皐月賞では後続に3馬身差をつける大差で圧勝、続く日本ダービーも後方一機で不良馬場を駆け抜けてみせた。秋になりステップレースとなる神戸新聞杯を危なげなく勝ち切り、いよいよ菊花賞。向こう正面でグングン順位を上げて優勝。単勝1.4倍の人気に応えてみせた。見事三冠馬となった同馬は当然年末のグランプリに出走。そして見事勝ち切る充実の3歳となった。

4歳になると天皇賞春での惨敗、宝塚記念での優勝を経て日本馬初となる凱旋門賞制覇を目指すようになる。4歳出走時、5歳出走時それぞれ2着となり、凱旋門賞の壁の高さを感じさせる結果となった。5歳の年末、再度の有馬記念を手中に収め2年越し2度目の優勝で有終の美を飾った。

産駒では自身の得意距離でもあった1800m以上での好走が目立ち、さらに2400m以上で優秀な複勝率をたたき出している点も注目。現役時代もそうだったが、気性面に難があり、パドックや返し馬などの動きも要注目である。

同馬がそうであったように産駒たちも道悪は難なくこなす。重馬場〜不良馬場で特に数字を伸ばしているので、予想の際には参考してもらいたい。

ダートであっても1800m以上へ距離を延長してきた場合には馬券に絡む可能性がグンと上がるので検討材料としての一助となれば幸いです。