種牡馬/トゥザグローリー
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母のダート好走を息子も受け継ぐ【トゥザグローリー】

現役時代の成績 通算【33戦8勝】

【主な勝ち鞍】日経新春杯 日経賞 京都記念 中日新聞杯 鳴尾記念
【代表産駒】カラテ オルクリスト ナムラボス

3歳4月、阪神芝1600mで圧倒的人気に応えてデビュー勝利。1勝クラスを勝って臨んだ青葉賞で2着に入賞すると日本ダービーへの切符を手に入れた。しかし、結果は7着となってしまった。秋になりマイルチャンピオンシップにも挑戦するが7着、しかし続く中日新聞杯で優勝すると立て続けに挑んだ有馬記念で3着。翌年の京都記念、日経賞と連勝をするに至る。以降、果敢に重賞に挑戦するが思ったように結果を残せないままであった。

そんなトゥザグローリー産駒の特徴を見てみよう。まず芝256戦、ダート433戦と意外とダートが使われている。これは芝で使ってみたら今一つだったのでダートも使ってみようという馬が多数いることを表している。芝の距離別成績では1200m〜2000mで幅広く走っていはいるが、複勝率で見ると全体的にトーンダウンしていて、お世辞にもよく走るという血統ではなさそうだ。代わりにダートでは1200mで複勝率24.8%、1600mで29.3%となっており、やはりダートで「意外と走る」ことがわかった血統と言える。思えば母のトゥザヴィクトリーもウェブラリーステークスでの好走経験があった。今後も産駒ではダートで活躍する馬に注目していきたい。

続いて競馬場別の成績。芝では福島競馬場中山競馬場がかろうじて走る方と言えそうだが、あとはあまりパッとしない数字が並ぶ。特に阪神競馬場ではかなり低い数字が出ている。そしてダートでは福島競馬場、新潟競馬場東京競馬場中京競馬場小倉競馬場でいずれも複勝率が25%を超えており、高い複勝率となっている。ただ、中山競馬場での成績に少し陰りはあるが、芝に比べれば格段に走る方だ。