勝浦正樹（カツウラマサキ）

【代表的な重賞】東京スポーツ杯2歳ステークス（2018年ニシノデイジー）　マーチステークス（2017年インカンテーション）　ダイヤモンドステークス（2016年トゥインクル）

2021年現在25年目となるベテランの勝浦騎手。Wikipediaによると「最終の勝浦」と呼ばれ、その日の最終レースで人気薄を上位に持ってくるなどの活躍が目立つそうだが、全然そんな印象は無いのだが、後ほど実際にそうなのかデータで見てみよう。全3458戦の勝浦騎手が背負う人気トップ３は下記の通り。
６番人気280戦：連対率12.5％　複勝率19.3％
８番人気275戦：連対率9.1％　複勝率15.6％
10番人気268戦：連対率5.6％　複勝率9.3％

人気薄を上位に持ってくるそうだが、やはり人気後半での騎乗が多いようだ。ただし、どの人気でもなかなかベタ買いでは回収が難しい。唯一利用できそうなのは下記ぐらいか。
7番人気263戦：単回値87　複回値107

次に競馬場別のデータを見てみよう。中山競馬場での騎乗が特に多いが、東京競馬場でも騎乗が多い。他に札幌競馬場・函館競馬場、福島競馬場、新潟競馬場での騎乗が目立つ。代わりに京都競馬場、阪神競馬場での騎乗はめっぽう少ない。ベタ買いで買えるのは唯一阪神競馬場なのだが、騎乗数が少ないので参考にはできないが一応記載しておこう。
阪神競馬場29戦：単回値75　複回値188

そして、「最終の勝浦」の名に恥じない騎乗なのかを検証してみた。

競走番号 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回値 複回値
１Ｒ 22- 25- 22-209/278 7.9% 16.9% 24.8% 89 79
２Ｒ 14- 21- 22-241/298 4.7% 11.7% 19.1% 27 78
３Ｒ 13- 21- 16-232/282 4.6% 12.1% 17.7% 45 64
４Ｒ 11- 12- 17-168/208 5.3% 11.1% 19.2% 142 107
５Ｒ 21- 12- 19-222/274 7.7% 12.0% 19.0% 96 80
６Ｒ 12- 13- 20-240/285 4.2% 8.8% 15.8% 110 59
７Ｒ 12- 27- 17-242/298 4.0% 13.1% 18.8% 32 88
８Ｒ 13- 19- 19-212/263 4.9% 12.2% 19.4% 69 71
９Ｒ 19- 22- 25-222/288 6.6% 14.2% 22.9% 99 114
10Ｒ 17- 26- 16-252/311 5.5% 13.8% 19.0% 75 81
11Ｒ 15- 12- 16-281/324 4.6% 8.3% 13.3% 73 54
12Ｒ 17- 26- 28-269/340 5.0% 12.6% 20.9% 51 87

特に最終レースだけ複勝率が高い訳では無いことがわかった。さらに複回値も高いわけではないので、最終レースでの活躍は目立ってるように見えるだけと結論付けたい。

最後に勝浦騎手での騎乗で回収できる種牡馬の一覧を並べて記事のまとめとしよう。
スウェプトオーヴァーボード産駒　単回値132　複回値68
ダイワメジャー産駒　単回値188　複回値117
リーチザクラウン産駒　単回値211　複回値102
スクリーンヒーロー産駒　単回値328　複回値125
ヴィクトワールピサ産駒　単回値119　複回値144
グラスワンダー産駒　単回値127　複回値155
サクラプレジデント産駒　単回値365　複回値150
ワークフォース産駒　単回値406　複回値114
サウスヴィグラス産駒　単回値44　複回値103
オルフェーヴル産駒　単回値35　複回値160
フレンチデピュティ産駒　単回値278　複回値119
フォーティナイナーズサン産駒　単回値278　複回値146

（※2015年1月1日〜のデータ調べ）