田中健（タナカケン）

【代表的な重賞】シルクロードステークス（2015年アンバルブライベン）　京阪杯（2014年アンバルブライベン）　ファンタジーステークス（2010年マルモセーラ）

名前のシンプルさも相まって、ほとんど印象が無い田中騎手。年間騎乗数もそんなに多く無いようなので、レアなジョッキーだが、その分、尖ったデータによって儲かる買い方が見つかるかも知れない。まずは人気別の傾向を探ってみたい。田中騎手が騎乗の際に背負う人気のトップ３は下記の通りだ。

12番人気109戦：連対率1.8％　複勝率2.8％
９番人気106戦：連対率5.7％　複勝率13.2％
11番人気104戦：連対率2.9％　複勝率4.8％

上記の通り、トップ３といっても100戦そこそこなので、レース騎乗の数はあまり多く無いようだ。騎乗依頼が少ない分は、調教などを手伝って稼いでいるに違いないが、我ら競馬ファンも喜ばせてくれるほど、田中騎手は買える騎手だ。ベタ買い（条件が合えばとにかく買い続ける）が出来る条件が人気だけでいくつもあることが分かったので紹介しよう。
3番人気53戦：単回値109　複回値96
4番人気57戦：単回値171　複回値96
5番人気64戦：単回値113　複回値91
6番人気79戦：単回値102　複回値99
8番人気97戦：単回値179　複回値136
9番人気106戦：単回値307　複回値113

いかがだろうか。１〜２番人気の時は回収が出来ていないが、7番人気を除く他の一桁人気のときには基本的に単勝のベタ買いで回収が出来ている。2桁人気前後の騎乗が多い分、一桁人気に乗れた場合に力を発揮する騎手で、基本的にはかなり器用な騎手なのだろうということが言える。続いて競馬場別の傾向を見てみよう。

騎乗の中心は京都競馬場・阪神競馬場、それから小倉競馬場でも騎乗をしていて、関東での騎乗やその他ローカル競馬場での騎乗は極端に少ない。そして、何より注目できるのは、主戦場の競馬場がベタ買いに有効だということだ。
京都競馬場439戦：単回値106　複回値84
阪神競馬場366戦：単回値127　複回値68
小倉競馬場224戦：単回値186　複回値75

そこそこの数を騎乗しているのに、ただそれだけを単勝で買うだけで儲かるのだから、田中騎手は注目の騎手と呼べるだろう。最後に、田中騎手の騎乗の中で、種牡馬別で回収が可能な種牡馬一覧を並べて記事のまとめとしよう。
カネヒキリ産駒　単回値368　複回値153
ゴールドアリュール産駒　単回値476　複回値155
エンパイアメーカー産駒　単回値162　複回値325
オルフェーヴル産駒　単回値119　複回値70
ロードカナロア産駒　単回値303　複回値197
シニスターミニスター産駒　単回値245　複回値208
ブラックタイド産駒　単回値352　複回値137
ダイワメジャー産駒　単回値405　複回値131
ヘニーヒューズ産駒　単回値222　複回値47

（※2015年1月1日〜のデータ調べ）