現役時代の成績 通算【31戦9勝】
【主な勝ち鞍】有馬記念 宝塚記念 大阪杯 神戸新聞杯 フューチュリティステークス
【代表産駒】ヴェルトライゼンデ トオヤリトセイト スワーヴドン
2歳9月、新潟芝1400mでデビュー。当日は2番人気に指示されたが中団から上手に抜け出し、1番人気馬を見事差しての勝利。3着以下に0.8秒以上をつけてのデッドヒートであった。秋には東京スポーツ杯2歳ステークスで3着に入賞して臨んだフューチュリティステークスで見事優勝。世代に我ありと見せつけた。3歳になりクラシックを目指し弥生賞で3勝に入賞すると皐月賞、日本ダービー、菊花賞と、一つでもタイトルを獲ろうとするも結果は残せなかった。
4歳になり距離を伸ばしてハンデ重賞などに挑戦、小倉記念、朝日チャレンジカップを優勝し夏に活躍して着実にキャリアを重ね、5歳になると完全に覚醒し中山記念を経由して大阪杯を制すると、天皇賞・春に挑戦、そして宝塚記念で優勝、春のグランプリを制した。同年末には有馬記念も制し、この年はドリームジャーニーの1年となった。
さて、オルフェーヴルの全兄の産駒を見てみよう。まず芝が932戦と圧倒的に使われている。ダートは315戦だ。芝の距離別成績ではほぼすべての距離をソツなくこなせる万能タイプと言うことが分かった。2000mが分母が多いのに複勝率33.6%と圧倒的。続いて1200mでも21.9%、1400mでも26.6%の複勝率を誇る一方で、マイルは多少数字が下がるのが特徴。
ダートの距離別では大きな競馬場で開催される1800mでは複勝率11.5%なのに対し、ローカル競馬場で開催されることの多い1700mで26.7%となっているので小回りが得意なのかも知れない。ちなみに1600m以下の距離ではまったくと言って良いほど好走が少ないので割引が可能である。
競馬場別の成績では、札幌競馬場、東京競馬場、中京競馬場で複勝率が2割を切る以外はかなり高い好走率を誇っている。特に小倉競馬場では連対率が24.2%もある。ダート同様に小回りが得意なようだ。ダートの競馬場別では東京競馬場、中山競馬場、阪神競馬場などやはり大きなコースでの好走率が下がる。狙うなら断然小回りな競馬場だろう。